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そんな告白最低だ!  作者: 3206
第一章 もう一度あいつと会うことになるとは
15/38

一回目

更新遅れてすみません。

そして今回は盛り上がりません。すみません。

割りばしを引いたところでいったんストップがかかりルール説明が出された。

「まずは一つ目、自分ができないことを相手に命令するのはダメね。自分が命令されなければいいだけだ、みたいな考えはダメだよ~」

うん、その通りだ。俺も自分にできないことを命令しようとは思って………………ないな。

「それじゃあ二つ目。さっきの話であったけどできないことは命令しちゃいけない、ってことだから、王様にできて命令された人にできないこともあると思う。だからどうしてもできないときは例外としてパスをありにしようと思うんだ。けど、多数決でパスができないなんてこともあるからね」

パスありなら結構安心かもしれないな。いろいろできない人だっていると思うし。

「三つ目は、ちょっと特別かもね。自分が命令されてそれが持続してるとき、たとえば誰かと手を繋いでるとか、上着の交換とか、そういう状態で自分が王様になったとき、自分にかかってる命令を削除するっていうのは無しね」

つまり王様になっても自分に言い渡されてる命令は絶対に解けないってことか。

「……じゃあ、時間とかつけるのか? 命令するとき。『一番と二番は今から十分間手を繋いでる』みたいに」

「そういうことになるね~」

なるほどな。じゃあ時間をめちゃくちゃ伸ばしてやれば――

「あと、制限時間を指定するときはメンバー全員の了解がなきゃだめだから。あんまり長いとだめだよ~。あっ、ちなみにどっちでもいいとかいう答えはオーケーしたことになるから、なるべくしっかり言ってね。命令は番号指定ね」

まあそうだよな。俺がそんな考えすることくらいわかってたよな。

「はいじゃあ始めましょう! 王様だ~れ?」

「……私みたいだね」

まず最初の王様は絢香か。絢香なら変な命令はしないと願いたい。

「うーん、いざとなるとなかなか思いつかないんだよね」

絢香はしばし悩んだのち、

「じゃあ、誰でもできそうなこと。三回まわってワン」

女王様ですか絢香さん。どうどうと人を見下した命令下しますね。犬は犬らしくしてろってことですか。

「絢香~、何番か言わないと」

「あ、そうか。……じゃあ三番」

「あ、それあたしだ」

と、蘭が挙手。蘭は羞恥心とか結構ないバカなので、何でもやると思う。

「…………ワンか…………じゃあナオの時はニャーにしよう…………」

…………なんか不吉な言葉が聞こえたんだが…………猫耳メイドがどこかにいたんだろう。主人はなんてことをやらそうとしてんだろーなー。

蘭は右足を軸にして三回転、そして「ワン!」と吠えて命令しゅーりょー。躊躇しねーからはえーなー。

「じゃあ、割りばし集めよっかな。王様になった人集めてくれる?」

「分かった」

そう言って絢香が俺たちの割りばしを回収していく。

一回目は見事にぐだぐだだな感じだな。これアニメとかだと絶対にカットされるべきシーンだ。

一回目は大したこともなく、ちょおっとした予行練習のような感じで終わった。みたいな感じで短縮されるはずだが。現実はそうはいかない。

「あとは自由に引きたい人から引いてっていいよ」

まずは俺、次に蘭あとは男子が引いた。なんだかよくわからないがレディーファーストだそうだ。そんなことやっても好感度とか上がんないと思うんだが……。ギャルゲ発想はやめよう。

「王様だれ?」

と、絢香が言う。ここで俺が思うことはただ一つ。蘭以外にしてくれ!


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