通年
変な夢だったな。
ベットから降りた。居間に行き、テレビをつける。
「おはようございます。3月28日水曜日…。」
ニュースを聴きながら、朝ご飯の支度。トースターで軽く焼いた、クロワッサン。後はハムエッグを作った。飲み物は紅茶。テーブルに持っていく。
「4月からの新生活…」
リトニか。…メンズ・ニシ山でセール中。…あ、Yシャツとネクタイ買わなきゃ。クロワッサンを齧る。…美味い♪
近くのパン屋で買った。
Yシャツとネクタイは出かけ先で買えるな。
…朝ご飯を食べ終えて、ちょっと食休み。その後、食器を片付けた。
「チーフ…」
「…ん?」
粼さんが買い物から戻ってきた。
「制服準備しました。これ、レシートです。彼の分と後2着。後はアパート…」
「あ、それならうちの…」 「満室ですが…?」
「明日、みずきちゃん退室するけど?」 「え?」
「あ、言ってなかった?明日、行くよ?転生先は、沖縄だよ。」
「…みずきちゃん決まったんですね。」
「うん。」
みずきちゃん、退職か。あ、だから探して?
~♪♪~
「はい。霊養所ひだまり荘でございます。はい。あ、お疲れ様です。はい。いらっしゃいますよ。お待ちください。」
…粼さんの澄んだ声いいなぁ。
「チーフ、葬無省の尸さんからです。」
「あ、新歓の件だ。…はい。お疲れ様です。」
…新歓…。
この時期は、送別会と新歓迎会、花見の予約の電話が殺到する。時には
「…すみません。満室で…はい。…何時?なら、キャンセル待ち希望で。…はい。畏まりました。」
満室…。20室中、18室が埋まり、予備が2部屋で満室。か。梟さんが電話を切った。粼さんが梟さんに話しかけた。
「やっぱり、彼岸明けは予約殺到するね。」
「本当にね。みずきちゃん、いい時期に決まったよ。」
「うん。」
ここにいい時期なんてあるの?
年中変わらないんじゃ?




