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繊細なほど

奈落さんが帰った後で、休憩室に行くと枦さんが目を覚ましてた。まだちょっと、ぼーとしてる。

「枦さん、大丈夫?」

「…。」

大丈夫かな?

「枦さん、大丈夫?」

鷹丸さんが声を…

「…はい。」

…大丈夫じゃないかも…。

枦さんは鷹丸さんに任せて、私は自分の仕事をする。そろそろ、お客様を迎える支度を…。フロントへ向かう。

「私、昔から驚いちゃうと気絶しちゃって…。」

「そ、そうなんだ。」

鷹丸さん?と枦さんが休憩室から出てきた。

「枦さん、売店でちょっと、一息入れてきたら?」

「…はい。」

鷹丸さんが枦さんに売店に行くよう、話した。

…その後ろ姿をフロント内から見送る。

鷹丸さんが私の元に来た。?なんか疲れ?

はぁ…とため息…。

キツイんだろうなぁ…。

…上に立つ者の大変さは生前にイヤって程、経験してる。

だからと言って、鷹丸さんに優しい言葉をかける?なら激励?それもしない。

じゃぁなんだ?ってなる…。

ただ、黙って話を聞く…。それだけ。だけど…今回は…。

「どーしたの?」

…鷹丸さんに声をかけた。


珠さん…。

「…なんかあったの…?」

「枦さん繊細なんだね…」

この手のタイプ…苦手なんだよな。繊細と聞いて、珠さん…。

「繊細?…強かだよ?彼女」

「え?…強か?…」

「うん。…まぁ…その内解るよ。」

「マジで?」 「うん。」

♪♪

…珠さんは売店の方を見た。

「…繊細な割に声響く…。」

…そう言えば…

「繊細な人ほど、強かったりするからねぇ。」

珠さん…ため息を付くような話し方…。

「あの手のタイプ…マジで関わり合いになりたくない。」

…珠さん…。






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