巻き込まないで
珠さんは新人だけど、気が合うからか、よく愚痴の話をしたり、珠さんの愚痴を聞く事があった。お互いストレス大…。なので…
「珠さん、昼ご飯に行きませんか?」
「いいですね。行こうか。」
約束した。この世界でも、普通に飲食店がある。昼休憩…。珠さんと外に出る。
「どこ行く?」
「…オムでいい?」
「いいね。」
ひだまり荘から歩いて10分位。
洋食屋 名も無き店。オネエさんがやってる。
「いらっしゃい。」
「…こんにちは。…オムのAセットを2つ。」
「はぁい。」
…水をもっ…?珠さん?
「手洗ってくる。」
「手?」
「うん。」
珠さんが店の端にある、手洗い場で手を洗う。
ペーパータオルで手を拭いた。
不思議だよなぁ。…霊体だけど、生きてた肉体と同じで、味覚や嗅覚、聴覚、視覚、感触…全て、そのままなんだから…。ただ、ここから去る時は、全て無になって、生まれ変わる。
それを決めるのが、後世省…。
ちなみに…。
「おまたせ。…鷹丸さん、手洗わない?」
「…洗います…」
…手を洗いに行く。その間、珠さんが水を取りに行ってくれた。席に戻り、珠さんと話す。
「あの子どう思うの?」
「見た感じは今どきのって感じ。だけど、ちょっと…いや、うーん?って感じ…」
「そう…。」
そう…って…。…まあ、そうか。そうだよな…。
所詮たに
「…面倒な事にならいといいけど…。」
俺と…珠さん…。
「うん。…そうだね。」
同じ思いで…。…よか
「…面倒はあっちにいた時だけで十分だよ。…巻き込まないで欲しい…」
そう言って、珠さんは静かに…いや、肩を落とすようにため息をついた…。
マジでそう…。




