表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「闇」医者  作者: mick
1/1

ウラの医者

これは薬物を扱っていますが、もちろん推奨するものではありません。

ところどころ詳しい箇所があるかもしれませんが、これは調べる機会があっただけで、決して体験談ではありません。


違法薬物は、使用だけではなく、許可された者以外の単純所持も犯罪になります。決してやってはいけません。絶対にやってはいけません。










僕は表では普通の精神科の医者だ。だが、休みの日になると・・・

「陣藤、コーラ持ってきたか?」

ここで、コーラは「炭酸」のコーラではない。コカインのことだ。

僕は、医者という立場を利用して、コカインなどを仕入れている。

「はい、大量に。」

「御苦労。では、報酬だ。」

「ありがとうございます。」

この裏の副職は本職に負けず儲かるのだ。最初は、罪悪感は確かにあったが、それは徐々に消え、今は金の亡者になってしまっている。自分でも、足を洗わなくてはならないことはわかっている。本来言われている薬物依存とは違うが、「立派な」薬物依存になってしまっている。そして、やめなければ刑務所行きになることもわかっている。なのにやめられない。これが依存だと身にしみて感じている。


きっかけは、研修医時代に見つけたバイトである。「恵まれない研修医さん、ここでバイトしてみませんか?きっと今の倍の報酬はもらえるでしょう。」という宣伝文句で、なんだろうと申し込んでみたのが最後だった。実際に本職の報酬より倍以上もらえた。最初は、もってきた方の代わりに販売することで、麻薬取扱者の免許取得後は、今の仕事をすることになった。


どうも法律の穴をついているようだが、僕は専門ではないのでよくわからない。しかし言えることは利用されたこと、やめられないことである。


明日は、仕事だ、表の姿に戻ることにする。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ