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異世界で試したい幾つかのこと  作者: Einzeln
プロローグ
1/11

00 1人の終わり

文化の日ですね


初めての投稿です!

宜しければ最期まで‼︎

 「ふう〜、これでこのアニメも終わりかぁ。」


深夜0:45…


 「しかしまぁ、好きだったアニメが終わるのは、いつでも感慨深いというかなんというか。やっぱり、辛い学校とかが終わったあとのこれは至福だったなぁ。」

 うん。実に現実逃避として最適だった!


深夜0:50…


 「う〜ん、なんか中途半端な時間だな。俺の完璧な予定によれば、これが丁度1時くらいになるはずなんだけどなぁ。」

 することもないし、水でも飲んだら今日は寝てしまおうか?


深夜0:55…


 小腹が空いてきてしまった。どうしよう、今食べたら体に悪いけどこれじゃ寝るに寝れないな。

 確か、カップ麺が残っていたはずだが。


 「…まぁ、仕方ないか。」


 背に腹はかえられない。ということだ、多少食べたところでいきなりどうということでもないしな。


深夜0:59…


 あと1分か… カップ麺を待つのってなかなか長いよな。…そういえば、明日早いんだっけか。


 「まずったかな」

 早く寝るべきだっただろうか?


深夜0:59…


「……,…,zzz…」


深夜$:%%…


 「うん?、…あっ!」


 どうやらうたた寝してしまったみたいだ。明日のこと考えてたからかな?ッて、それよりもカップ麺が!


 「…あれ、全然のびてない? ていうか、今何時だ?」


深夜$:%%…


 ん? なんだ…あの記号? とても時計に刻まれるべき文字には見えないが……あれか、夜遅くまで起きてるから目がバグったか?

 まぁ、なんかの間違いだろ。


深夜$:%%…


 …ともかく、もう一回、落ち着いて…


深夜$:%%…


 アレ、これ、マジすか?もしかして幻覚… イヤイヤ、幾ら何でもそりゃないでしょ。イヤまさかな。


 「…ッ!」


 と、時計が、歪んでる?さっきの変な記号もなくなってる。代わりにどんどん歪みがひどくなってる。それに…


 「頭が、痛い。」


 まるで、頭の中が軋んでいるような、それでいて、ナニカに蝕まれ、吸われ、そう、まるで、


 「何もかもが、 ッ、…歪んで、るような」


 次の瞬間、身体の何もかもが終焉おわりを迎えるような激痛に貫かれた。


 「………………………………………………」


 こうして、俺はなんとも呆気なく意識を手放した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 長い間、眠っていた気がする。何故だろう。起きるのがとても久しぶりな気がする。

 …あぁ、そうか、確か突然酷い痛みに襲われて、それで……


 「此処は何処だ?」


 瞬間、網膜が鋭いヒカリを感知する。数秒してから俺は目を開けた。


 「白い、ドーム?」


 そこには、今まで一度も見たことのない壁があった。かなりの光量の光を放っているそれは、受ける印象とは反対に直視しても目が眩まない。そして、全く眩しくないにもかかわらず、この部屋?というか空間を隅々まで照らし出している、全く以って意味の分からない代物だった。

 でも、それよりも訳の分からない物が、そこにあった。いや、いたと言った方が適切か。


 「ようこそ、我が転界へ。」


 そう、そこにいたのは…


 「…よ、」

 「よ?」

 「幼女!」

 「……」

 「……」



 それは、突然だった。背筋にゾクリと、冷たい感覚がした。そして俺は、つい先程全身を襲ったあの痛みを思い出させられ…


 「うグッ!」


 腹に強い衝撃が走った。立て続けに、自分の平衡感覚だとかが失われていく。なんとなく、自分が浮遊しているように感じられる。

 数秒はたっただろうか、全身が何かに激突してからようやく俺は立ち上がるのだった。

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