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侍女ソフィアナ

誤字脱字報告ありがとうございます。

そして、読んで下さってる方々に感謝いたします。

ソフィアナは、王妃様の侍女として、王妃様のお仕事に、付き添うことになった。


正体を隠す為、侍女のお仕着せを着て、髪はカツラをかぶり、瓶底の様な眼鏡をかけ、名前は、テリーと名乗る事にした。


全然、親しみのない名前だと、自分が呼ばれていると気が付かない気がしたからだ。


王妃様もお忍びで、出かけている為、侍女の人数は、少なく、“ソフィアナが、テリーとして居る。”という、事情がわかっている、侍女は、ナウカだけだ。


侍女の仕事は、ナウカに指南されながら、大抵のことや、ミスは「王妃様のお気に入り。」と言う肩書きでなんとか、周りには目を瞑ってもらっていた。



他にあと、気さくな侍女2人と、普段から王妃様付きの護衛の近衛5人で、結構な距離を旅してきた。


王妃様の近衛は、王妃様が、王妃となってから変わらぬメンバーで、やや、平均年齢が高いが、秘密を知る者は少ない方がいいと、現役を続けて居る間は、移動させられる事はないらしい。


侍女のローテーションは、近衛よりもはやいが、今回一緒に来ている3人は、ずっと変わらない3人で、近衛同様、王妃様が、王妃となった時からのメンバーだった。



ある意味気心の知れたメンバーに、ソフィアナが入っているわけだが、特に違和感なく溶け込めていた。





そして、とある村までやってきた。


その村では、1番いい宿屋に泊まっていると、小鬼の群れが出たと、外が騒がしくなり、近衛の1人が、周りに話を聞きに行った時には、村全体が、大騒ぎになった。



小鬼の群れが、ソフィアナ達が宿泊している、村を囲んでしまい、いつ襲ってきてもおかしくない状態となっていた。


小鬼は、凶暴で、力が強く、体力が多いうえ、群れる。


騎士や近衛にとって、一匹一匹は大した魔物では無いが、群れで、連携して襲ってくるため、やっかいだった。


今、村を囲っている、群れも、数百ではなく、数千は、居る様だ。


近衛達は強いが、多勢に無勢だ、全てを刈り取る前に、こちらの体力が持たない。

村に入られてしまえば、戦う術のない女、子供は、餌にされてしまう。



ソフィアナが、魔法を使えば、一瞬なのだが…。


後処理の、担当、ハンスお兄様がいないから、

そうする、わけにもいかない…。



それに、今、ここには、ソフィアナの力を知る人は居ないのだ。


王妃様は、光魔法が使えるだけだと思っている。






ソフィアナは、考えた。

そして…


「王妃様、兄に、兄だけに、連絡を取る事をお許し願えませんか?(後処理の得意な)兄なら、この状況を1人で何とかできます。」


今回の旅は、王妃様の秘密も含まれる。

独断で、色々やらかすわけにはいかない。



王妃は、ソフィアナからの意見に…


「ベルンゲラの近衛のハンスですか⁈

あのものの優秀さは知ったさていますし、あの者なら、秘密保持も大丈夫でしょう…。

ですが、どうやって、連絡を⁈

村は囲まれて、馬を出せる状態ではありませんよ。」


「兄に、護身用に持たされた、連絡用の魔導具があります。(テレッサ達に繋がるイヤリングだが、まあ、兄にも、テレッサから繋がるから嘘ではない。)それで、連絡を取り、助けに来てもらいます。」





王妃は、少し考えた後、


「わかりました。許可を出しましょう。

ただし、陛下に、この事を伝えて、秘密についてと、戦力については、陛下の判断に任せる事を伝えて下さい。

ですが、本当に、ハンス1人で大丈夫かしら⁈」


「兄は、すごく強いですから、大丈夫です。」


ソフィアナは、自信満々な笑顔で、答えた。


許可を得たソフィアナは、テレッサに呼びかけて、ハンスに連絡をつけた。




公爵家の部屋にある、兎のぬいぐるみをハンスに、持たせるように、とも付け加えておく。


あとは、ハンスが来るまで、村の結界が持つように、1人で、宿屋の裏庭にでて、気づかれないように、こっそり細工する。




連絡を受けたハンスは、陛下に、王妃様一行が、危険に晒されている連絡が、ソフィアナから来た事を伝え、自分が1人助けに行く許可を得る。


そして、こっそりベルンゲラに、長期休暇届けを出し、出発しようとすれば…。




翌朝、早朝にもかかわらず、公爵家の前にベルンゲラが、立っていた。


「ハンス…。こんな時間にどこへ行く?」


「ちょっと、気分転換の旅行へ…。」


「そんな装備で?さらには、馬車では無く、馬で?侍女や従者もいない単独で…?気分転換の旅行か⁈」


「………。」


「どこへ行く⁈」


「答えられません。」


「では、僕を同行させろ。」


「できかねます。」





2人は、しばし睨み合うように、向き合っていたが、不意にベルンゲラが、ふっと笑って、目をそらした。



「心配しなくても、陛下からの許可は取ってある。」



「………。」



「その目は、信じてないな!?見てみろ‼︎」


ベルンゲラは、陛下からの許可証を渡した。



昨日、長期休暇の申請を受けた、ベルンゲラは、ハンスを怪しんでいた。


ハンスの足取りを探れば、自分の元を訪ねる前に、陛下に、人ばらをして、面会していた。



ベルンゲラは、陛下に面会を求め、ハンスの用事を聞き出した。


次期国王として、王妃の事と、国を守る魔導具について、今後の為にも、知る必要があると判断した、陛下は、ベルンゲラに、王妃に付いてと、魔導具に付いて、現在の王妃とソフィアナについても、教えてくれた。



そして、翌朝、ハンスが、早朝に助けに行くという事も…


疑り深いハンスを納得させる為と、王妃にも説明が必要な為、ベルンゲラは、陛下に許可証を要求し、今現在に至っていた…。




「陛下からの許可があるのでしたら、構いませんが、護衛は、私1人となりますよ…。大丈夫ですか⁈」


「問題ない。アナに、会いに行く!やっと、ベルンゲラが、アナを助けられる。」





「生憎ですが、ソフィが、助けを求めたのは、私です…。殿下…。」


そんなやりとりをした後、2人は、王妃とソフィアナがいる村へ、馬を走らせた。



今週は、来週は忙しく、更新できない日が出てくると思います。

すみません。気長にお待ち下さると、嬉しいです。

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