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めでたしですか⁈

ブックマークありがとうございます。

魔法陣を見つけ、玉璽をトーイに返し、幸い意識を失っていただけのラワラをソフィアナの元に連れつ行く。


ソフィアナが、ラワラの解毒をしている間に、トーイが、ラワラの祖父を見つけ連れてきてくれた。


2人は、涙を流し抱きしめ合い喜んだ。



そんな横では、魔法陣を見たソフィアナが喜んだ。



そして、魔法陣をまじまじと観察した、ソフィアナが、宰相が魔法陣を使った証拠があると言い出した。


魔法陣には、ソフィアナが、「何かの手かがりになれば」と、連れ去られて行く時に、瞬時に、自分の血で、魔法陣の一部を書きえて、トラップを仕掛けておいたらしい。

(本当は、自分が、転送されない様に、書き換えたつもりだったが、書き換えを間違えていた。それを知るのは、ソフィアナ本人のみ…。それをいい事に、ソフィアナは、あたかも、手がかりの為に、書き換えた事にしていた。)


使うと、その映像が、記録されるように、なっていたらしく、防犯カメラの様な機能が付いていた。


魔法が使えなくても、魔法陣書き換えなら、魔力は本人が流すから問題ないらしい。(ただ、うる覚えでは、やらない方がいいと、ソフィアナは密かに思った。)



だが、これで、宰相は、言い逃れできない。


魔法陣は、ソフィアナの本にしっかり転写された。

原本の魔法陣を返す時、防犯カメラ機能は、そのままと、トーイから希望があり、そのままにした。


ソフィアナたちは、この魔法陣で、帰国する事にした。


だが、帰国の前に、ソフィアナには、やらねばならぬ事がある。



そう。稲だ!貿易だ!おにぎりだ!




貿易については、トーイから貿易の許可証は、もらっているので、それに、帰ってから、陛下から許可とサインをもらうだけだ。



ソフィアナは、家畜の餌を一袋、持ってきてもらう。


トーイも、自国の物が、どうなるのか、今後の為にもと、興味深々だ。


ソフィアナは、ハスに、脱穀機を作ってもらうように依頼する。脱穀機が、どうやって作られていたかなんて知らないソフィアナ…。

『センバコギだったかな⁈あれは、脱穀用ではなくて、稲の実を取るために使われるやつだったはず…。』

だから、脱穀機のイメージは、皮を剥いて、風で飛ばす感じのものだ。


今は時間もないので、袋一つ丸々ソフィアナが、魔法で、脱穀する。


1カップ180の計りなんてないから、目分量だ。

だいたいこれくらい?ってカップを見つけて、鍋に入れる。

5合位を目安に入れ、昔、いや、前世で、大爺さんから教えてもらった、手の平をお米の表面に軽く当て、手の甲のあたりで、水分量を測る測り方で、目分量だ。


パサパサはいやだから、少しだけ水を多目に入れる。

べちゃってしたら、お粥にしてしまえば、いいんだ‼︎

(戦時中は、秤なんて、無い時もあったんだとか…。)



ソフィアナは、前世を思い出す。

『あとは、大爺さんが、言ってた、「はじめちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣いても蓋開くな」だ。

たしか…はじめは、ちょろちょろだから、弱火で、沸騰させて、あとは、中火。蓋がプシュプシュ言っても、開けないこれ大事。それがおさまったら、火を消して…15分くらい蒸らすはず…』



ソフィアナは、鍋でお米を炊く。


しばらくして、出来上がり、蓋を開ければ、むわ〜っと、懐かしい甘いご飯の香り。


鍋底がだいぶ焦げたが、まあ、上手く炊けただろう。

お焦げは、お焦げで、また美味しいところだ。


ソフィアナは、お米を炊いている間に、ラスに削っておいてもらった、しゃもじで、ご飯をかき混ぜる。

少ししゃもじで、すくい上げ、指でひとつまみ口の中に…

熱いのをハフハフ食べる。


「美味しい…。」


その動作に、アレクが、ソフィアナの肩を指で、突っついた。

ソフィアナが、振り返れば、アレクは口を開ける。



『⁈⁈え⁈これは…⁈もしや!あーん。ですか⁈

私の指で⁈』



ソフィアナは、固まる…。


そんなソフィアナに、アレクは、2〜3回口をパクパクする。


『いっ意識したら、ダメね。そうよ。味見したいだけですものね…』


ソフィアナは、自分が食べた様に、ひとつまみ掴むと、アレクの口へ…。


アレクは、口に入って来た感覚の勢いに任せて、口を閉じた。

そして、ソフィアナの指ごと食べてしまう…。



2人とも真っ赤になり、アレクは、お米の熱さも忘れ、固まり、ソフィアナは、アレクの唇の感触に固まる…。



見ていられないとばかりに邪魔をしたのは、ハンスだ。


ソフィアナの手を回収して、皿を渡す。


「できたなら、皿に載せてみんなで試食してみよう。」


いい匂いに、周りに居る人は、みな興味深々だ。


みんなに一口づつくばり、後は、調理場からもらってきた塩で、塩むすびをつくる。

出来あがれば、それぞれの皿に一つづつのせた。


おにぎりを頬張るみんなの顔は、笑顔だ。


恐る恐るたべた、今までの家畜の餌が、美味しい物へとかわり、トーイは、驚きがかくせなかった。


『これは、炊き込みが食べたい…。』

ソフィアナの欲望は、増して行く…。




脱穀した、ヌカは、肥料にすれば、果物や野菜が甘くなり、育ちも良くなることをトーイに伝え、トーイが呼んだ、城の料理人に、お米の使い方、お粥や、おにぎり、きのこなどの炊き込みの仕方を教える。

使い慣れたら、後のアレンジは、料理人に任せた方が、より美味しくしてくれるだろう。



ハスが作った脱穀機を真似れるように、寄付し、おにぎりを持って、国に帰った。








急に帰れば、周りが驚くだろうと、王都の外に転送陣を作動させ着く。


もちろん、我が国の宰相殿も忘れずに、縄で簀巻きにして連れ帰る。


ラワラと、ドワさんは、トーイともう一度話し合うこと、ヤタカさんは、ドワさんから、話しを聞き、ドワさんの従者として、ドワさんがいる間は、共に行動する事となった。


例の秘毒は、トーイの指示で破棄された。

マハルニア国の宰相とシメルは、これから色々と、尋問され、どうなるかが決まるらしい…。

ただ、クーデター主犯と、王様殺しだ。死刑は免れ無いだろう…。







あと、残る問題は…


王都の外に、馬ごと転送し、王都まで馬を歩かせる。


ソフィアナをアレクが乗せるか、ハンスが乗せるかで、言い合いになった2人だったが、

「お兄様…私、アレクに乗せてもらうわ…。アレクに聞きたい事があるの…」

の一言で、今は、アレクに乗せてもらっていた。



そして、


「ねー…アレク…。あなたは、なぜ、あのブレスレットを外せたの⁈」


ソフィアナの、その質問に、アレクの冷や汗は止まらない…。




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