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隣国マハルニア 3

秘毒が効いてくるまでの、期間を3日から5日に、変更しました。

シメルは、右手を伸ばし、ソフィアナの顎を持つと、そのまま、あげさせた。


ソフィアナは、噛んだ指は、隠すように、スカートの膨らみに隠す。


「飲め。」

シメルは、ソフィアナな口に、瓶の口を開けて突っ込んだ。

小さな瓶の中身はあっという間に、ソフィアナの口に入っていった。

ソフィアナの、喉がコクンとなり、飲み込んだのを確認すると、布の魔法陣を起動した。



「国王よ。5日後までに、いい返事を待っている。解毒剤は、マハルニアで、準備だけはしといてやる。ははははは。」


と、高笑いしながら、転送の魔法陣を起動して消えた。ソフィアナを連れたまま…。



跡形もなく消えた、使節団と、布が、あった位置をみな凝視していた。



「さて、これは、どういたしましょうか…。令嬢1人の為に、国が不利になる、条約はできません。幸い、連れて行かれたのは、魔力なしのソフィアナ嬢です。

ベルンゲラ様の婚約者ですが、選びなおすことも…」


宰相が、解決したとばかりに、ソフィアナを見捨てるような発言をしたため、ベルンゲラは、思わず宰相の言葉を遮った。


「宰相!貴様!ソフィアナ嬢を見捨てろとでも、いうのか‼︎私は、見捨てる気も無いし、婚約者を選び直す気もないからな!」

怒りを滲ませた声に、宰相は、困った子を見るような目を向けて、止まった。


ベルンゲラの半歩後ろの横には、般若の様な顔のオスターに、冷気をさらに冷やしたかのような冷たい顔のハンス、さらには、いつも、笑顔を絶やさない、グロスターまでもが、珍しい怒りの表情で、宰相を睨んでいたからだ。


「宰相、ベルンゲラ待て。」

間に入ったのは、国王だった…。



「ベルンゲラよ、令嬢1人の為に、国を不利にする事も、前面で、戦争する事もできん。それはわかるな。」


ベルンゲラは、国王の言葉に、俯き、拳を握りしめ奥歯を噛みしめた。


「だが…。なぁ。ベルンよ…。」

ベルンゲラは、公式の場で、愛称で呼ばれた事に驚き、顔を上げた。


「ベルンよ。ソフィアナ嬢の救出作戦の責任者は、お前に任せてる。数名の精鋭だけで、秘密裏に救出に向かう事は、“国が関与していない事”と、するなら、許可をだす。だが、こころえよ、何があろうと、それ以上の助けは、期待できないという事を…。期限は5日。よいな⁈

オスターよ、すまない。父として、友としてやれるのは、これくらいだ…。」

国王は、ベルンゲラと、オスターに、目線をおくった。



「はっ!承りました。」

ベルンゲラは、片膝を着き、頭を下げた。続き、オスター、ハンス、グロスターも、それにならった…。



「おっ、お待ち下さい。精鋭とは⁈今この時期に、貴重な、精鋭を他国へ行かせるのは…。」

宰相が、オロオロしながら、国王に訴えた。


「宰相よ。それは、連れさらわれたのが、そなたの娘でも、そう言うのか⁈

何も言えまい⁈

この件に国は関与しない。書状への答えは、否だ。返答を準備しておけ。期限は、彼女の命の期限の、5日だ、5日過ぎたら、書状の返事をする。よいな!」








ソフィアナの、救出部隊は、ソフィアナの護衛であるイワンとサムスン。

部隊で実施つの指揮をとるのは、居てもたってもいられないハンス。

行きたいと、駄々をこねたオスターだが、ブランバード家、現当主だ。何かあっても困る。

そして、ハンスとグロスターなら、ハンスの方が強い。グロスターは、どちらかは、跡取りとして、残らなければならない事を承知していた。

オスターは、自分が行けない代わりに、ブランバード家から、ハスとラスを救出部隊に貸し出すとした。

そして、ハンスをやたらライバル視する、副騎士団長のニコライ。

脳筋のニコライは、ハンスと仕事が出来る事に浮かれている。


最後に、赤茶色の髪を無雑作に、一つに括り、無駄のない筋肉が、騎士服の上からでもわかるほど、均等の取れた体格。背もハンスと変わらない程高く、以前は少女のように整っていた顔が、美しさはかわらないが、今は凛々しく、成長した。アレクだ。


アレクが、現れたと同時に、皆アレクに対し、敬礼をした。


「ベルンゲラ様…。やはり、我々だけに任せて頂けないでしょうか⁈」

頭をさげ、伺うのは、ハンスだ。


「愛する人を救うのを他人任せにしたくない!

幸い、他人に任せにし無ければならない、国王には、まだなっていない。もし、私に何かあっても、ドミニクがいる。」


「いえ…。貴方を守りながらでは、ソフィアナ救出の、足手まといになります。」


頭を下げながらだが、ハンスの言葉は、辛辣だ。


「私は、アレクとして、参加する。単なる騎士だ。警護の必要は無い。それに、剣は、騎士団長仕込み、魔法は、魔導師長仕込みだ。魔法有りきなら…ハンス、君にも負けない。」


「はい。それは、存じております。ただ、何かあった時、王子と令嬢なら、我々は、あなを守らなければならない。ただの騎士団員なら…」


「ああ、そう言うことか…。私は、ただの騎士団員。アレクだ!もし何かあっても、団員処理でいい。ベルンゲラは、病死させろ。」


「賜わりました。では、アレク。ニコライ。サムスン。イワン。ハス。ラス。ソフィアナ救出作戦を実施ます。」


7人は、マハルニア国へ出発した。

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