表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
68/142

隣国マハルニア

ブックマーク、誤字脱字報告、共に、ありがとうございます。

本日2話更新予定です。できたら、3話…は、無理かな…。

パーティー会場は、大きな爆発音と共に、大きな混乱を起こした。


壁際に、配置されていた騎士たちは、来賓を守るように、動いている。


ドミニク、マリー、ソフィアナは、近くにいた事から、3人かたまり、4〜5人の騎士に護衛されながら、王座の方へ向かっていた。


パーティー会場は、あの、檻の様に、安全の為に、魔法が使えないようになっている。武器も、武器となりそうと判断された物も、入口で預けなければならない。

そんな安全を配慮された会場の中でも、王座は、警備が1番厚く、後方に逃げ道もあるため、パーティー会場の中では、どこより安全性の高い場所だからだ。


あと少ししたら、王座の下にある、階段…。


といった場所で、先導の騎士の後ろをドミニクが走り、その後ろにソフィアナと並んで、走っていたマリーが、よろけた。

ソフィアナは、慌てて、マリーを支えながら、ドミニクに声をかける。

「ドミニク様!マリー様が!」


ドミニクが、振り返り、「マリー」と、叫びながら、駆け寄ろうとした所で、


ガキーン‼︎


という、金属音が聞こえた。先頭を走っていた、騎士が、覆面をした者の、鎖のような武器からの攻撃を剣で受け止めていた。

「ドミニク様、お逃げ下さい。」

騎士は、力で、拮抗しながら、ドミニクに逃げる様に言うが、マリー命な、ドミニクが聞くはずがない。


有事に、護衛が優先しなければならないのは、王族だ。

仕方なく、マリーの隣で、護衛していた、1人の騎士が、ドミニクを羽交い締めにして、王座の方へ引きずる。


「マリー様、王座まですぐそこですが、立てますか?」

座り込んで、息の荒いマリーに、ソフィアナが、話かける。


すると、ソフィアナ側に居た護衛が、敵と交戦しだした。

そのタイミングを見計らうかのように、マリー側から、覆面をした者が、手荒くマリーの腕を掴み立たせて引き寄せた。


グッタリしているマリーは、声もあげれず、されるがままだ。


慌てたソフィアナだが、ソフィアナの、腕も、別の誰かにより、引き上げられ、痛みを感じた。

「いっ‼︎」突然の痛みに顔をしかめた。


「ソフィー!」


覆面をした男2人が、ソフィアナと、マリーを持ち上げている対面側に、走り寄ったのは、ソフィアナの、大好きな、


「ハンスお兄様‼︎」

名前を呼ばれた事に、反応して、顔をあげれば、ハンスが居た。

ハンスの登場に、ビックリしたソフィアナだったが、ハンスは、第一王子の近衛だ。つまり、ベルンゲラの近衛なのだ、パーティー会場で、ベルンゲラの護衛に付いていてもおかしくない。

ソフィアナを逃がさないために、ベルンゲラから許可がもらえず、近づいて来れなかっただけで、会場内の警備には、あたっては、いたのだ。


ソフィアナは、即座に、周りを見渡す。

『今この状態で、マリー様を助けられるのは、お兄様だけ…。マリー様、走った事で、体調が悪化されてるんだわ…。どんどんお顔の色が悪くなってる…』


「お兄様‼︎マリー様を!このままでは死んでしまいます。早く!!」


「しっしかし…」


「お兄様‼︎」

ソフィアナが強く叫べは、ハンスは、マリーを捕らえている、者に、襲い掛かった。

危なげなく、一瞬にして、マリーを助け出し、背後から、マリーの腰を片手で支えてぁるハンスは、やっぱり強い!


「お兄様、強い!かっこいい!」

ソフィアナは自分の状況を忘れて、ハンスを笑顔で、絶賛している。


ハンスは、剣先をソフィアナを連れている者に向けたが…。

マリーが脱力した。


とうとう気を失ってしまったのだ。


ハンスは慌てて、マリーを両手で、抱きとめた。


「お兄様!早くマリー様を医務室へ‼︎早く‼︎」

ハンスは、一度、俯き、眉間に何本ものシワを作る。

可愛いソフィアナを助けたい思いと、護衛として、一旦、マリーを安全な所へ下がらせなければならない事は、わかっている。


『だが、このままでは、ソフィアナが…』


だが、そこまで考えた時…

「お兄様は、お兄様の仕事をなさって下さい‼︎」

と、ソフィアナから、ゲキが飛んだ。



ソフィアナのその声に、ハンスは身を翻す。

マリーをお姫様抱っこし、王座への階段を駆け上がっていく。その先には、まだ、羽交い締めにされたままのドミニクが、待ち構えていた。



ハンスとマリーを見送る様に、見つめていたソフィアナだが、腕をまた引かれ、引きずられるように、連れて行かれた事で、自分も捕まっていた事を思い出した。


引きずられて、来た先は、


隣国マハルニアの使節団の一行の前だった。


マハルニアの一行は、これだけの騒動で、人が行き交う中で、腕を組んで、ニヤけた顔をし、余裕の表情は、誰が見ても、異様な雰囲気だ。


予め、こうなる事がわかっていたように…。



『ああ。この人達が、犯人ね…』

ソフィアナは、直感的に感じた。


ソフィアナは、使節団の前に、膝をつかされる。ソフィアナの隣には、5人ほどの、令嬢が座らされた。その中に、ソフィアナを馬鹿にしていた3人の令嬢の1人も連れてこられていた。


しばらくすると、使節団を囲む様に、騎士たちが、剣を構えて居るが、令嬢の首に剣が突き付けられている事で、身動きが取れなくなっている。


そして、会場の乱闘は、緊迫した空気の中に鎮まっていた。そこに、音を発したのは、マハルニアの使節団の、真ん中で、1番黒い微笑みを浮かべていた、男だった…。



「さて、この御令嬢の命がおしくば、我等の要求を聞いてもらおうか…。」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ