表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/142

なんでーーーーー‼︎

第一王子、ベルンゲラ様と、婚約が決まってしまったソフィアナ。


婚約の書類と、婚約式に着るドレスの採寸に、先程取られた手をそのまま、ベルンゲラに引かれ、エスコートの形で、王宮の謁見とは、別に使われている部屋に連れてこられた。


『用意周到すぎる…。』


王と、父オスターは、謁見の間でそのまま書類にサインをして、今後について話すと、言っていた。



父親と、離されてしまえば、ソフィアナは、勝手に帰る事もできない。


「ソフィアナ嬢の綺麗な黒髪には、何色でも似合うが、やはりここは、白がいいだろか⁈白は、結婚式にとっておくのもいいな…。淡い水色も、清楚で、いい…。私は、こうして、ソフィアナ嬢と過ごせて、すごく嬉しいよ。」



甘い言葉をささやかれながら、ドレスの生地を選んだ。選ばなければ、帰れないから…

色は、赤茶色。アレクの髪の色。



『甘いマスクで、甘い言葉…。砂糖を吐きそう…』

ソフィアナは、無言で、ベルンゲラの話を聞いていた。すこぶる機嫌が悪いのは、こんな騙し討ちみたいに、婚約をさせられては、仕方ない。と、自分に言い聞かせていた。



採寸の時は、流石に、ベルンゲラは、部屋の外に出て行った。扉の前に居るから、採寸が、終わり次第呼ぶように採寸の為にいる侍女が、言いつけられていた。



ソフィアナは、採寸されながら、思う。

『今日帰ったら、確実に、完璧な、逃亡計画を立てなきゃ…。死んだ事にするのが、確実。でも自殺はダメよね。陛下の命令を拒否したいが為と、とられてしまうもの…。

と、なると…。

帰りの馬車を事故に、合わせるのがいいわね。

死体は…。事故で馬車を焼きましょう。

死体も焼けたら無くなっても仕方ない。

あとは、お父様と、御者よね…。

馬車の事故の反動で、外に投げたしましゅう。

そしたら、焼けない。私は、焼かれたふりくらいできる…。

あとは、2年も連絡が無いアレクにどうやって、生きているかを伝えよう…。イワンさんに頼んだら、確実に、騎士団長さんにバレてしまうし…。お兄様は、アレクを目の仇にしてるし…。


それに…。アレク、この婚約の話聞いたら、何て思うんだろう…』


そう思えば、ソフィアナの胸が、ギュと詰まった。





「……します…。ソフィアナ嬢?ソフィアナ嬢⁈」


「はっ…はい。えっえっと…」


「聞いて、いませんでしたか⁈

今日から、あなたが使う部屋に、今から案内いたします。と、言ったのです。よろしいですか⁈」


いつの間にか採寸は、終わり、ソフィアナの側には、ベルンゲラが立っていた。


そして、意味がわからないことを言った…。


「部屋?」


「はい。あなたの逃亡を防ぐ為に、今日から、城で暮して頂きます。

あなたの事は色々調べさせて頂きましたので…。

前もって、逃亡できない様、先手をうたせて頂きました。これに付いては、先程、オスター殿からは、了承の返事を頂いています。」


「私の了承は?」


「得ていませんね…。

聞いたら、了承して下さいますか⁈

了承してくださらないなら、聞きませんし、聞いたら了承して下さるなら、聞く必要はありませんね。」


柔らかく、優しくそんな事を言いながら微笑むベルンゲラをソフィアナは、目を見開き、凝視した…。


「びっくりした、顔も、怪訝な顔も、美しいですね。さ、こちらですよ。」


と、ベルンゲラは、何ごとも無かったように、エスコートしはじめた。


「何で⁈どうして⁈」


「あなたが、好きだからですよ。」


「そんなのおかしい。だって、初対面なのに…。」


「そうですね。おかしいですね。ですが、事実ですよ。」


ソフィアナは、何がどうなったかわからず、ただただ、エスコートされるままに、部屋へ歩いた。


「今日は、お疲れになった事でしょう…。

ゆっくり休んで下さいね。


さて、この書類は、婚約について書かれています。時間のある時に目を通して下さい。ここに置いておきます。

あと、これは大切な事です。


あなたの右腕の腕輪は、魔力封じの腕輪です。


ですから、魔力は使えません。

そして、それは、先祖代々王家に伝わる国宝ですから、壊したら反逆罪で、一族全員が罰を受けますから、壊さないでくださいね。


では、また、明日きますね。おやすみなさい。私のソフィアナ嬢…。」


ベルンケラは、そう言い残し、部屋から出て行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ