表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/142

自衛隊を作りましょう

『悪意から、みんなを守るの者に、人である必要はない。』


ある日、ソフィアナはふと、そんな事を思い付いた。


『怪我をしない。血を流さない。直ぐに治る。ぬいぐるみがいいかも。』





「テリー、テリー。ハスに、中っくらいの魔石をあるだけ持っててきてもらって〜。」

こないだ、洞窟で、沢山拾ったから沢山あるはずだ。



ソフィアナの部屋の縫いぐるみたちが、魔石のネックレスを付けた、恐ろしい殺人兵器になったのは、それからしばらくしてからだった。


お気に入りの一体は、ソフィアナの部屋に残して、あとは、セブァセスの店と、パン屋の店先に飾らせていた。


あと、特注で、可愛い小さ目の2匹のウサギのぬいぐるみも、殺人兵器と化し、イワンとアレクに送られて行った。







調子に乗ったソフィアナは、いつもお世話になっている、ハンスにも、縫いぐるみを渡そうと思ったが、やめた…。


『あの、芸実的にかっこいいお兄様が、ピンチに落ちいったとしても、また、絵になるほどかっこいいのに、周りでウサギやクマの縫いぐるみに、守られていたら…。なんだか、その図が…美的センスが許せない。


お兄様を守るならかっこいい物がいいわ。

花⁈は、なんだが、緊張感に欠けるわ…。

無機質なもの⁈それもなんだかね…。


手があり、脚があり、目があり…。

の方が、防衛には、優れてるわよね…。

あ。女神の像‼︎

たまに、お守りにネックレスが売ってるあれなら…』


ソフィアナは、想像してみた、

血だらけで、戦い、危機一髪剣を支えに、膝をつくハンス…。もうダメだと、覚悟を決めた瞬間、目の前に女神が現れた絵を…。



『ダメだ』


ソフィアナはうなだれた…。


「お兄様が、女神に恋してしまう可能性がある…。」


ただでさえ、なかなか結婚はおろか、恋人も作らないハンスだ、自分には、女神がいるなんて思ったら…


『では、何にしたらいいかしら…。』

そこで、ふと、兄ハンスの、剣の鞘の飾りが、獅子である事を思い出した。

ソフィアナは、獅子と、ハンスの絵を想像し、一人頷いた。


「お兄様の剣の鞘かりなきゃね…。」



この、獅子は、ハンスが自分の命の危険を覚悟した時のみに現れる仕様なので、なかなかお目見えることはないのだけれど…

ソフィアナは、こっそり鞘に細工するのだった…。






そして、竜の大きな魔石は、ラスに渡した。


はじめは、受け取らなかった、ラスだが、魔力の供給源にできるようにしたらどうかと、提案した。


充電式の電池みたいに、なるようにイメージして、魔石に魔力の供給と蓄積の魔法陣を付与しておいた。


万が一の時のために、誰でも使える様にしておいた。


普段は、ラスの鞄に入れておけば、安全だ。


ただ、問題は、ラスの鞄も、ソフィアナの特殊な鞄である為、あの檻に入ってしまえば、使えなくなる可能性があった…。

だから、あの檻の時にも、大丈夫なように、ラスの鞄にも、緊急用の魔石を一つ付けておいた。鞄の容量が大きいのとラス限定のため、魔石の使用では、鞄は一回しか使えないが、こないだの洞窟での魔石から、いいのをチョイスし、魔石にラスの魔力を擬態化させサクッとくっ付けた。



『あとは、私ね…。魔石の髪飾りでも作ろうかしら…、私のは、大きくないと、魔法に魔石が耐えられないわよね…。でも、頭に岩亀の魔石は、重いし…。まあ、持ってるのももともと重いんだけど…。

何かに、収納付けて、ラスみたいに、魔石入れとくかなぁ…。でも、令嬢が持ち歩くものなんて限られているのよね…。何にしようかしら…。ドレスは、一度着たら着回しはしないから却下。手袋も、出しにくいし、ドレスによりしない可能性もある…。あ。そうだ。アレクからもらったあれにしよう。」

先日アレクから、シンプルなのに、何にでも合いそうな扇をプレゼントされたのだ。

それに、魔石付きの収納をつけ、岩亀の魔石を隠す事にしたのだ。



ソフィアナは、この選択を後で後悔することになる。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ