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ハンスお兄様へのお詫び

今日は、ハンスお兄様の休日。


先日のお詫びもかねて、一緒にお庭で、ピクニックランチをする事にした。

ランチは屋敷のシェフが作った物だが、お兄様曰く、2人で食べるのが、いいらしい。


『お兄様、恋人居ないのかしら…。お仕事が忙し過ぎるのも困りものかも…』


庭に、ちょっとしたランチスペースを作って、置いたテーブルに、花を飾っていると、

いつもの騎士の制服では無い、私服のハンスがやって来た。

ラフに着こなしたシャツの胸元が、少し開いていて、色気がある。身体のシルエットは騎士らしくしっかりしているのだが、長身であるためか、そこまでゴツくは見えないのに、安心感がある。この場にソフィアナ以外のご令嬢がいたら、あまりの色気に、顔面茹でたこで、意識放棄した事だろう。


「やあ、ソフィアナ、ランチへのお招きありがとう。」


「こんにちは。ハンスお兄様。今日のお兄様は、少しスキがあって、私達、家族だけが知ってる、お兄様って感じで、なんだか嬉しいです。」

と、柔らかい微笑みで、言うソフィアナを直視した、ハンスは、ソフィアナの可愛い一言に、膝から崩れそうになるのをグッとこらえ、平静を装う。


ランチは、楽しく進んでいき、たわいない話に花を咲かせた。


ランチが済み、食後の紅茶も飲み終える少し前、ソフィアナが、ハンスに

「お兄様、色々準備して頂いた、お礼に、以前お兄様が言っていた、お兄様の剣に、色々な機能を付ける件…。お父様に内緒にして下さるなら、付与してみようかと思いますが、いかがですか⁈」


「是非‼︎‼︎」


ハンスは、やや乗り出し気味に、即答した。








ランチをした庭を後にして、ハンスの剣が置いてある、ハンスの部屋に移動した。


「で、お兄様。どんな感じをご希望ですか?剣だけを強化しても、お兄様の筋力と魔力が伴わなければ、逆に使いにくくなるかも知れません。

自分に合う武器を使う必要性をこないだ、魔力の先生に教わりました。」


「ああ。剣には、折れないように、強化と軽くする為のもの、あとは、切れあじが落ちないものがいいな。

軽過ぎるのは、逆に力が入らないから、いまの1/3位の重さを削ってけれれば…。あとは、魔力をまとわせたりしたいが、どれができる?」

ハンスは、顎に指を当て考えている。


「お兄様が望めば全てできます。剣は、魔法陣を付与するスペースが大きいので…。ただ、素手で、剣を握って頂かなければならなくなりますがいいですか?魔法陣を発動させるのに、魔法陣にどこか触れている必要があるんです。グリップの部分に、全ての魔法陣と連動する魔法陣を付けますから、そこにだけ肌が触れていないとならないんです。」


「グリップの魔法陣に触れる部分の、手袋に穴を空けておけばいいな。ついでに、素手となると、汗で滑るから、グリップに滑り止めの魔法陣でも付けといてくれ…」

ハンスは少し戯けて、そう言ったが、ソフィアナは、真面目にそれは必要だと、考えた。



「じゃあ、さっそく…。テリー魔法陣の本を出して〜。」

「はい。ソフィアナ様。」

テレッサは、ポケットから、魔法陣の本を取り出した。



「…。ちょっとまて。」


「どうしました?お兄様?」


「どうしたじゃない‼︎

今、どこから出した。本だ。本。どこから出した!」


さー

っと、ソフィアナとテレッサは青ざめた。




テレッサが出した本は、テレッサの上半身を隠すくらい大きい。まして、子供のテレッサのポケットに入る大きさでは無いのだ…。


「えっと…。ポケット?」


「可愛く首を傾げてもだめだ。それ。私のポケットにも、付けてくれるな⁈

でないと、父上に報告するからな…。」


ハンスは、悟っていた。異常なことは、ほぼ全てソフィアナの仕業であると…。


「はい…。お兄様。」






ハンスの剣には、強化と、歯崩れしないよう研磨と、重力軽減1/3と、魔力をまとわせるような回路をハンスの火の属性と相性のいいものにして、ついでに、飛ばせるようにもしてみた。これは内緒だ。

グリップには、滑り止めと、全てを連動させる魔法陣をつけた。


手袋の甲側の内側には、打撃防御の結界も付けておく。これも内緒。それを過信して危ない事をして欲しくないからだ。


あとは、騎士服の中の胸当てのポケットに、約束通り大容量収納機能を付与した。


遠征に役立つと、ハンスが、泣いて喜んでいたが、あまり、目立つ使い方はしいように、釘をさしておいた…。




これだけしたら、お詫びもお礼も充分だろう…。

ソフィアナは、新しくなった剣で、素振りがしたい、ハンスと部屋で別れ、自身の部屋に帰って行った。



「あ。お父様にアンクレットいつ渡すか、相談しわすれた…」


ソフィアナは、素振りへ行っただろう、ハンスを追いかける気にもなれず、そう呟いて、遠い目をした。






数日後、子供三人揃って、父オスターにプレゼントを無事渡せて、ソフィアナは、ホッとしたのだった。


ちなみに、屋敷の毒味係には、内緒で、毒検知するスプーンを渡し、スプーンに付いた宝石の色が変わったら食べないようにする事と、このスプーンは、秘密で、誰からもらったかも秘密にするように言い聞かせていたら、テレッサに、呆れられた。


このスプーン、使い捨てじゃないから、売り物にしたら、売れるかなぁ…⁈



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