表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/142

父は焦る

遅くなり、すみません。

ソフィアナが、引きこもりを宣言してから7日目。


ソフィアナの父、オスターは、焦り、動揺していた。


ソフィアナが引きこもって2〜3日は、心配してなかった。

どうせ屋敷の者、誰かかれか、内緒でソフィアナの面倒をみていると思っていたからだ。


しかし、今、執事のジョセフから、報告を受け、衝撃から、大いに動揺していた。


その報告というのが、

「この7日間、屋敷の者ほぼ全てが、ソフィアナを見ていない。」

というものだった。


はじめの2〜3日は、わざわざソフィアナの部屋を見張りなどは、していなかった。

しかしあまりにも、出入りを見るものが居ないため、はじめは、一緒に引きこもりに付き合わされているテレッサ1人が出入りしているだろうと、考えていたものの、それにしても、テレッサすら、誰も姿をみてないないことに気付き、それからは、昼夜問わず、部屋の出入りを代わる代わる見張っていた。


その結果、3〜4日誰も出入りしないどこか、部屋にすら誰も入らず、扉も一度も、開閉されていないという事実が、明らかになった…。



オスターは、敗北感を感じながらも、ソフィアナの部屋の扉の前に立ち、ドアを開ける様に側仕えに命じた。

側仕えたちは、観音開きのドアノブを左右に別れ握りしめた。

いつもしているように、軽く、頷き合い、タイミングを測りながらドアノブを持つ手に力を込めるが…


ガチ

と、何かが引っかかる音がし、ドアは開かない。



側仕えは、そのドアを開けられない原因を施錠によるものと、判断した。


すぐに、屋敷の全ての扉を開ける、マスターキーを取りに行き、鍵穴に鍵を挿し込む。



ガチャ


物理的な鍵が開く音がした。


改めて、側仕えは、扉を開くために、ドアノブを握り、開く為に引っ張るが、


ガチ


また、同じ音がして、開かない。

あまりにも、開かないため、数人で、押したり引いたりしていたが、扉はびくともしなかった。


あまりにも開かない扉に、お抱えの鑑定士が呼ばれ、鑑定が行われた。




扉には、施錠強化と、結界が張られていることがわかった。


魔法の関与がわかり、危機感を感じたオスターは、扉を壊そうと、騎士である長男のハンスまで呼び出し、数人がかりで、攻撃魔法やら、物理攻撃を行うが、扉には、キズ一つ付けられなかった。



「ソフィアナは、魔力無しだ、こんな、魔力の塊りの中に閉じ込められて、無事で居られるのか⁈

はやく、はやく部屋から出さなければ…

食事もろくにできてないだろう…ああ…

ほっておけなどと、言うのではなかった…」

オスカーの後悔の念が、焦りと同時に口をつく…


「こんな魔力壁が作れるのは…。」騎士であるハンスは、冷静に状況を分析する。

可愛い妹を部屋に閉じ込めた犯人には、並々ならぬ殺意を持っているが、冷静な判断を心かげ考えていた。


「あの、魔力もち奴隷か…

2人で力を合わせたか…、なんらかの魔道具を作り上げたか…」

ぶつぶつ呟きながら、ハンスは、考えをまとめ、声を上げた。


「すぐに、ソフィアナの奴隷2人をつれてこい‼︎」

ハンスの叫びに、直ぐに従った側仕えたちは、2人をソフィアナの部屋の前まで連れてきた。


とらえられられ、跪かされた、2人は、何がなんだかわからず、怒れるオスカーとハンスに、見下ろされていた。


「すぐに、この扉にかけた魔法を解け!」


ハンスにそういいながら、胸ぐらを掴まれたハスは、何のことかわからずに、口ごもる。



その様子を、反抗とみたハンスは、ハスを殴りつけた。

ハスは、殴られた反動で、廊下の壁と床に叩きつけられた。


次は、奴隷の弟のラスの胸ぐらを掴み、殴りかかろうと、ハンスが腕を振り上げた瞬間…



先程まで、びくともしなかった、ソフィアナの部屋の扉が中から、簡単に開いた。


開いた扉の前には、ソフィアナと、一歩下がったところに、テレッサが立っていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ