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ハンス

私は、今急ぎ馬を走らせていた。


私の可愛い妹のお気に入りの侍女が、先程真っ青な顔で、私の部屋へきた。


彼女は、まだ幼いが、普段からしっかりと、できる範囲ではあるが、侍女の仕事をこなしていた。風属性に後天的に目覚め、制御がまだ上手くできないのだが、先程、急に、奴隷商の屋敷あたりから、第1王子と第2王子が、奴隷商に売られそうになり、王子と気付かれ、殺されそうになっている会話が聞こえてきたと、私に訴えた。


途切れ途切れで、確定的ではないが、もし、これが事実なら…

「間違いならいのですが…」

と、言う彼女は、嘘を言っているようには見えなかった。

誰に言えばいいか、考えて私を頼って来たとのことだった。間違いであった時には、自分は、ソフィアナの侍女、彼女に迷惑をかけたくないと…


ソフィアナは、寝ているので、内密に私の部屋を訪ねて来たらしい。

いい判断だ。私は、王子の近衛だ。


私なら、ソフィアナにつながる証拠は……

握りつぶせる。



彼女は、可愛いソフィのお気に入りだ、事実が確定していないのに、事を荒げ、彼女に何かあれば、ソフィアナは泣いてしまうだろう…。


そんな事は、…許せない。

何とかしよう。

私は、私は…ソフィアナの兄(騎士)だぁぁぁ。



とりあえず、急病で、部屋に居るはずの第1王子を確認する必要がある。


城まで馬を走らせたあと、通い慣れた城内を足早に、第1王子の寝室に向かう。


「緊急事態だ、王子の安否確認を…」


と、扉の見張りに告げれば、見張りの騎士は、扉から一歩下がった。


「殿下、夜分に大変失礼致します。殿下の身に危険があると、報告があり、近衛団長ハンス、殿下の安否確認に参りました。入室をお許し下さい。」


扉をノックしたあと、そう告げるが、中から、返事はない。急病で、寝ているはず。

急病の場合は、だいたい側に侍女が居るはずだが…

中から音が無い。

人の気配すらない。


ハンスは、

「失礼致します。」

と、扉を開けて入室した。


ベッドルームへ進み、ベッドを確認するが、ベッドには、誰も居なかった。


「王子が居ない。お探ししろ!第2殿下の安否確認も、急げ。直ちに、捜索の準備を。街の方で、見かけたっいう報告もある。急げ!」




緊急に、騎士と兵を集め街を捜索する。

魔導師も召集し、王子達を探させた。

風属性の魔導師から、奴隷商の屋敷に王子達の気配を感知と、報告が入る。


ソフィアナの侍女から聞いて、場所も知っていたが、侍女に手柄を取られては。魔導師達が黙っていない。それに、奴らは、力のある者は、直ぐに引き抜きにかかる悪い癖があるからな。

侍女を守る…。ソフィアナの大切な者を魔導課に連れて行かれるわけには、いかんからな。

魔導師の報告をもとに、こちらが動くなら、ソフィアナには、繋がらない。


「よし!直ちに、全軍、奴隷商へ向かう、魔導師殿、先導をよろしくお願いします。」


魔導師達の先導により、奴隷商へ突入する。


各部屋を捜索し、ある部屋の扉を開けて、絶句した。


王子達は、檻に囚われ、周りから、攻撃を受けていた。元々魔力の高い王子達は、防御魔法を使い、攻撃を防いでいたのだ。


「直ぐに、殿下方をお助けしろ。敵は殺してもかまわん。」

近衛と兵は、その言葉と共に部屋に突入し、2人の王子を助けた。



その頃ソフィアナは、千里眼で、兄と王子の様子をハスの家から見ていた。

ハスは、父親を迎えに出ていたため、

妹のエスターは、ソフィアナにお茶を出していた。


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