盛り盛りなぬいぐるみ
さて、問題。モリーんのぬいぐるみは、なーんだ。笑
「じゃ、まずは…、
モリーン様の希望を書き出しますね。
あと、ゲラ様からの条件…と…
あとは…そうですね…。何のぬいぐるみがいいですか?熊とか、ウサギとか、ネズミとか?」
「ぬいぐるみは、これ!」
ドドーン!って言う効果音が聞こえてきそうな勢いで、モリーンが、ぬいぐるみを出してきた。
まさかのぬいぐるみは、すでに、準備されていた。
そして、準備されていたぬいぐるみに、ソフィアナは、驚いた。
「え?これですか?」
本当に?と聞きそうな顔をしてモリーンをみれば、
「ええ。素敵でしょ?」
と、なんの疑いもなく微笑み返された…。
「え…。っ、たっ確かに素敵では、あるかもしれませんが…、これは……、怖くないですか?」
「え?怖くないわ。昔からのお気に入りよ。」
「むかしから…?」
「もーお気に入りのぬいぐるみが、動くとか、女の子の夢じゃない⁈うふふふ」
夢見る少女の様に胸の前で手を合わせお祈りポーズで、目をキラキラさせて、恍惚とした笑顔を浮かべるモリーンだが…
「コレ…おんなのこって、チョイスじゃ…しかもそんな歳じゃぁ…」
「何か?」
ソフィアナには、さっきまでの、キラキラモードが嘘の様に、モリーンの背後から黒いオーラが見える…。
「いえいえ。わかりました。ちなみに、この大きさで良いですか?」
「そうね…、大きさは、その時々に変えれた方がいいわ。普段は、小さくて、何があったら、めっちゃ大きくなるの!ふふふ。」
「はい。それは、面白そうです。うん。で、性別は?」
「失礼ね…どう見ても女の子じゃない。」
申し訳程度に、ぬいぐるみに付けられた小さなリボンを指差して、モリーンは、拗ねたように言う。
「え…?えっ!はい。そうですね…。」
と、モリーンの迫力についついのけぞれば、
「ちょっといいか?今、話してるのは、まさかとはおもうが、そのぬいぐるみを錬金する気か?正気か?
気が付いていないようだから、あえて言うが、これは、“ぬいぐるみ”って可愛い分類では無いぞ!」
と、楽しい会話に、横槍が入った。
「私の護衛ですからね。ベルン様に色々言われる筋合いはありませんわ…」
案の定、冷ややかな目で、モリーンは、ベルンゲラを睨んでいる。
「そんなやつ…過剰防衛だ…。それを護衛にするなら、我が国には、一切攻撃できないとか戦争には使わないと言う条件を追加する。」
「まあ、はあ、それは、確かに…」
ベルンゲラの意見に確かに、と相槌をうつソフィアナだが、ベルンゲラの横槍に、ご機嫌が斜めになったモリーンは、悪態をつく…。
「まあ、でも、牽制には、使えますけどね〜。たまたま通りかかるのは、不可抗力でしょ?」
ソフィアナには、モリーンが、べー!と舌を出している幻影がみえる…。
「こらこら、許可を取り消すぞ…」
それに比例して、ベルンゲラの額には、ヒクヒクと血管が浮き上がりつつあるが…。
空気を読めないソフィアナは、ボソッと呟いた。
「それにしても、小さな頃からドラゴンのぬいぐるみ…作り物?が好きな女の子って…。」
そんな呟きに、モリーンは、
「だってほら…あっちには、存在しないから…憧れるじゃない。ふふふ。」
ベルンゲラには聞こえないように、小声で、悪戯っぽく答えた。
「っていいますけど、ドラゴンは、竜とは違って、こちらの世界でも、御伽噺に近いですからね…。現実に限りなく近い御伽話…」
竜の見た目は、どちらかといえば、恐竜をイメージすればいいが、ドラゴンは、ちょっと違う。
体は硬い鱗で、覆われ、頭には刺々しい角のような突起があり、それが、小さくなった物が首から背中にかけ立髪のように、無数に生えて、コウモリの様な羽で、空を飛ぶ。口は大きくさけ、そこに生えるのは無数の牙だ。脚は4本で3本に割れた指の様な物から、鋭く生えている爪は、何をも切り裂くと言われている。
そんなぬいぐるみ…模型?をモリーンは、出してきたのだった。
「まあ、人の好みは好き好きですし…。レシピのお礼で常時動きますから、ほぼ、ペットですし、いいですよね⁈」
「まて、まて、まて!!頷けないフレーズがいくつか聞こえた気がするぞ。まず、レシピってなんだ?何が常時動くんだ?何がペットだと?」
「レシピは、先程出てきた料理とその他まあ、未定ですが、いくつか…。
常時動くのは、コレになりますね…。」
コレと言って、ソフィアナが、指差したのは、もちろん、モリーンの出した、ドラゴンだ。
「まて!ドラゴンは、ペットではないぞ!」
「はあ。まあ、普通は…。でも、本物では、無いわけですし…」
「ベルン様…あんまり煩いと、ベルン様が知らない間に、ソフィにソマリを着せて2人で散歩にでかけますよ…。」
「………。」
モリーンは、ベルンゲラに近づき、ベルンゲラにしか聞こえないように、すごみながら、そう呟き………。
何とか、戦争に使わないとか、非常以外は、巨大化させないとか、護衛目的とか…色々な制限付きではあるが、許可をもぎ取った。
許可は、出た。
錬金は、あっという間に終わる…。
そこは、まあ、ソフィアナだから…。
そして、ソフィアナだから、やらかしてもいた…。
………。
ベルンゲラは、監視の役目だったはずなのだが…。
彼は思う…
『これは、まあ、ソフィアナだし、仕方ない…。のか?そう言っていいのか?
出来上がった、ドラゴンが、モリーンに対し、擦り寄った。
それは百歩譲っていい。
だが…
「ママ〜抱っこ〜」と、言った。
そう、言ったんだ!人語を話したんだ!!』
「喋ったらダメだろ!!!!」
ベルンゲラは、叫ばずには、居られなかった…。
「あれ?何でかな?」
ソフィアナは、なぜそうなったか、首を傾げるしかできなかった…。
そな2人は、無視して、
「キャーかわいい、素敵。私の赤ちゃん」
と、目をキラキラさせて、ドラゴンを抱きしめ、スリスリ、スハスハしてるのは、ご令嬢モードを脱ぎ捨てた、モリーンだった…。
はい。ドラゴンでした。
竜とは、少し違う感じに使ってます。紛らわしくて、すみません。
さて、作者名から、ページに飛べなかったらしくて、不自由をおかけして大変すみません。
知らなかったのです。使いこなせてなくて…泣
親切な方に、そうであることと、どうやったら飛ばせるかを教えていただき、今は、たぶんできるようになっているはずです。
ご親切に、教えて頂いた方ありがとうございました。ご不便をおかけした方々、申し訳ありませんでした。
こんなんですが、見捨てず、よろしくお願いします。




