ソフィアナ…大事故?
お待たせして、すみません。
ベルンゲラと、カリトラムが立ち上がり、
二人が向かった先は…。
庭でも、パーティなどができるように、生垣や花壇などの障害物が、何も無い、ただただ、広い芝生がある場所だった…。
庭を警備する騎士から、剣を借りる二人…
『まって…、まって!
あの2人…剣なんか持って、何する気?』
ソフィアナは、広い場所に、向かい合い距離を取る。なんとも緊迫した空気を出している二人を見比べるながら、疑問を抱きハラハラしていた。
すると、となりから、なんの緊張のカケラもない声がする。
「あーあ、始まった…。あの2人、幼い頃から剣の手合わせが趣味だから…。」
呆れたように、モリーンは、言う…。
「え⁈」
ソフィアナが、その言葉に、思わず隣に振り返れば、
「あの2人、お互いにさ、剣の腕は、結構すごいのよ。素人の私には、わからないけどね。
お兄様で、言うなら、うちの国の騎士達や、指南役の先生なんかからも、一目置かれる存在?みたいな。
だからさ周りに、相手になる人が居なくて…。
さらに、王族には、強い騎士達も、だいたい、わざと勝ちを譲るし…。
で、あの2人って言うか、特にお兄様が、剣術大好きでさ…。お兄様が、本気をだせる相手が、あんまり居ないのよね。その本気を出せる相手が、ベルン様なわけ…。だから、ベルン様も、相当強いわけ。」
「え⁈」『それ、カリトラム様…脳筋…』
「今、脳筋って、思ったでしょ?まさにそれよ。だから、お兄様は、ちょいちょい、ベルン様を挑発するのよ。悪い癖ね…」
「………。それは、はた迷惑な…。」
「でも、ベルン様もまんざらでは無いんじゃない?
ほら、お顔、楽しそうよね?」
「確かに…、でも、今持ってるの、本物の剣ですよね?訓練的な感じなら、歯が潰してある奴の方が、いいいのでは…?」
「あの2人には、そんな事、関係無いんじゃないかな?お互い、魔法あり気で、行く気満々だし…。少しくらいの傷は、お互い覚悟してるでしょ。流石に、命までは、取らないけど…」
「いやいや、それ、ダメでしょ!?」
「知らないわよ。ああなった2人を止められるような、強者いないもの…」
ベルンゲラと、カリトラム2人の間には、張り詰めた様な雰囲気が、さらに増している。
『近衛!お兄様!何してる‼︎仕事!こういう時いなきゃ行けない時じゃないの!!!』
との、ソフィアナの心の声は、ソフィアナの中に虚しく響くだけだ…。
ちなみに、ベルンゲラしか居ないのは、ソフィアナが、ベルンゲラを風魔法で、呼んだから、彼は、周りなど気にしず、なりふり構わず助けにきたためだ。
ソフィアナは、回り回って自業自得なのだが、気づいてはいない。
『そもそもなんで、この2人、戦う話になった?』
ソフィアナは、頭をフル回転だ。
『カリ様は、私の属性の事を勝手に詮索して、ゲラ様の初恋の相手について、からかっていたわね…。それで挑発して、話し合いって事で、ゲラ様を誘い出した。初恋云々に、ついついイライラした感じがあったから、ゲラ様も、ある程度は、予測して喧嘩を買ってたわけよね…。決めては、私が持っていた玉を投げ返したことかしな?…なら、全体的に私のせい⁈
原因、私か!!!!』
ソフィアナは、瞬間的に…衝動で、
『二人を止めないと!』
と、思った。
王族同士が、真剣でやり合うなんで、色々アウトでしか無いのは、事実だから…。
そうなると、どうやって止めるかだが…。
ソフィアナの選択視野は、随分と狭くなっていた。
止める以外の選択肢がある事は、もうはるか彼方忘れさられている。
もう、見合っていた二人は互いに走り出している。
魔力も、放出している。
『これ、マジでダメなやつ!』
ソフィアナは、2人とも守ろうとした。
2人が、やり合わないように…。
だが、それは、お互いに剣に覚えのある2人…。
余計なお世話でしか無かった…。
でも、ソフィアナは、焦っていた。
既に、互いに戦闘態勢で走りだしている。
判断の時間なんか刹那しかない。
ソフィアナは、とっさに、守る=結界と言う公式を思い浮かべた。
そして、ベルンゲラ、カリトラムそれぞれに、ドーム型の結界を張った。
結界は、ベルンゲラとカリトラムの間で、2個のシャボン玉をくっ付けた時のように、2枚がキレイにお互いに、水平になるように重なっている。
シャボン玉のように、割れる事なく水平に…。
互いに拮抗しあっている状態だ。
その状態で、中の人が、互いに走り寄り攻撃したら、どうなるか…。
目の前に、動かない、見えない壁がある様なものだ…。
しかも、ソフィアナが張った、強力な結界だ…。
ズドーーーン!
2人は…もう…。
それはそれは、キレイな半円をかきながら、後ろに、吹っ飛んだ。
「10tトラックに、はねられた人はこんな感じに飛ばされていくのかなぁ〜?」
なんて、のんきに呟いているのは、モリーンだ。
彼女の神経の図太さは中々だが…。
ソフィアナは、顔面蒼白だ…。
それはそうだろ。
助けるために、お互いに、何もなく事を収めようとしたのに、逆に2人とも吹っ飛ぶなんて…。
大事故だ!
剣術や武芸に、知識がなく、わからない者の…、
しかも、やたら力だけが強い者の…
余分な手出しは、悲劇しか産まない…!
これを余計なお世話という…。
ソフィアナは、やらかした感が、満載すぎて、しばらくその場から動け無かったが、
はっ!と我に返り、慌てて、2人の方に、かけよった。
『よかった。生きてる』
流石に、武人だけある、2人とも、衝突こそ免れなかったが、落下の際は、きちんと受け身を取っていたようだ。
「アーナー…何をした…」
『え?ゲラ様私やらかした前提⁈』
「私達の力より勝るなんて、アナしかいない。」
「ああ。だから…」
なるぼど、と、納得していれば、ギロリと睨まれた。
「あ。ごめんなさい。大丈夫ですか?」
離れた場所で、倒れていた、カリトラムには、モリーンが、かけよっていた。
「お兄様?」
「くくくくくく…」
そして、カリトラムは、さも愉快と言いたげに、笑っていた。
「あ…ゲラ様どうしましょう?
カリトラム様打ち所が悪かったのかしら…吹き飛ばされて笑ってます…。」
「ソフィ。君は本当に面白い。本気で、私の嫁に来ないかい?君なら正妃としてむかえるよ⁈」
「え⁈吹っ飛ばされてなお、求婚とか、まさかのマゾ?」ソフィアナは、ボソッと呟く。
「君がいたら、退屈しなさそうだ。」
「いえ、私は、ご遠慮させて頂きます。
それより、私のせいで、お洋服が汚れてしまいました。すみません。」
「はははははは。求婚はアッサリ断って、この場面で服の心配かい?ははははは。」
『何がツボったのかしら…』
ソフィアナは、首を傾げる。
「お兄様いい加減、ソフィに、求婚するのは、辞めて下さい。それより、確実にソフィが、わが国に、遊びに来たくなるようにした方が、健全ですわ。」
カリトラムの横で、呆れているモリーンに、カリトラムが、笑いを収めて、意外そうに見た。
「君が、健全になんて、珍しいね」
「ええ、ソフィとは、色々と話しが合うから…。
お兄様が、私が、厨房へ入る事を許可してくれたら、ソフィを我が国に、遊びに自主的に来させる事が、できると約束しますわよ。だから、あまり警戒をせないで、とりあえず、ベルン様と、お米などの貿易話を上手くまとめて!」
モリーンは、カリトラムの耳に唇を近づけて、そう呟いた。
確実に、ソフィアナに、カルマイヤ国を訪問してもらう段取りをつけながら…。
ストック無いので、次もいつになるやらです…。
すみません…。
気長にお待ち頂けたら、とても、嬉しいです。
そして、いつも読んで頂きありがとうございます。
作者の愚痴。
(これより下は、愚痴なんで、読まなくても大丈夫です。笑)
いや〜。ソフィさん、勝手にやらかしてくれるから…、話が進まない…。泣
私は、もっとすんなり、話をもってくつもりだったのに、何してくれるの!って感じです。
ソフィさんの、あのやらかしに対して、あの後、ゲラ君に、「カリが、笑って済ませたから良かったけど、そうでなければ、国際問題だ」と、こってり叱られました。
でも、はじめに、挑発にのったの、ゲラなんだよな〜って思う私…。
ですが、作者の意思無視で、勝手にやらかしてくれる彼女は、もっと叱られるべきだと、そのまま放置しました。笑
まあ、でも、そのソフィさんの好き勝手を楽しむ私もいて…。
まだ、回収事も、やる事も、行くとこも、残ってるのに、いつになることやら…。
ソフィさんを書くときは、テンションが高くないと、ソフィさんじゃ無くなってしまうのも、難点ですね〜。
忙しいと、ポジティブ保つの中々、大変で、テンション下がっちゃうんですよね…。日々、“小さないい事見つけ旅”(1日の振り返りです。本当の旅には出てません。笑)をしてますが、今は、ネガティブになる事が多いですよね〜。と引きずられてしまいます。
大きな幸せも大事ですが、小さな幸せが、ずっとある事が、毎日が嬉しいし、ほっこりします。よね⁈
早く世の中、明るくなれ!
せめて、これを読んで下さってる方々に、小さな幸せが、沢山、訪れます様に。
愚痴ったので、また、頑張りま〜す。
取り留めのない愚痴のお付き合いありがとうございました。




