バレチッタ
この一話前の113話のカリトラムの呼び方の所をソフィアナが、カリ様と呼ぶように、書き直しました。ご注意下さい。
「それは、わが国での、魔力鑑定魔導具だ。」
ニヤリと笑いなから、カリトラムが、ソフィアナの手の中にある球体の物を指差す。
「いち、にい……なな。7つの色があるね。って事は、全属性をお持ちという事だね…。なぜだろうね。
魔力無しのソフィアナ姫。君は、貴族会では、魔力無しとされている。だから、探すのに苦労したよ。」
「それ、魔力の痕跡を辿るのよ。しかも個人を特定してくれる、優れもの。指紋みたいなものと、私は、理解してるわ。」
『魔力の指紋…⁈私は、犯人か⁈私は、何もしてない〜い。』
「…」
ソフィアナの背中には、変な汗が流れている。
「私、戦闘ぬいぐるみを作った人を探してましたのよ。その玉が、まさか、あなたに反応するとは、思いませんでしたけどね…。」
モリーンは、サンドイッチを食べながら話す。
カリトラムには、行儀悪いと、叱られていたが、話を紛らわせては、くれなかった。
『ゲラ様〜どうしよう…。ゲラ様〜。大変。助けて〜。』
ソフィアナは、風魔法で、ベルンゲラに、メッセージを送る。
「君は、僕の占いでは、僕の探し人のはずなんだ。君なら、我が国の神殿が開けれるはず…。」
カリトラムの目が何やら熱っぽい…。
カリトラムは、ソフィアナに近づき、ソフィアナの玉を持たない手を取った。
そして…
「君には運命を感じる、僕と、結婚んぐへ…」
「カリトラム!ソフィアナは、僕の婚約者だ!触るな!口説くな!近寄るな!だから、お前に合わせたくなかったんだ。勝手に、会いに行きやがって!」
ソフィアナの手をとっていた、カリトラムは、ベルンゲラにより、吹き飛ばされた。
「ソフィアナ、大丈夫?」
「あの、ゲラ様…。あの…。これ…」
ソフィアナは、まだ手の上にある、魔導具の玉をベルンゲラに見せた。
ベルンゲラは、苦虫を潰したような顔をした。
「バレたのか…。」
「はい。全属性持ちだと、バレました…。」
「ぬいぐるみもか?」
「はい。ぬいぐるみもです…」
『あれ?なんで、ゲラ様が、ぬいぐるみについて知ってるの?イワンか、アレクに聞いたのかしら…。
あら、あら…?モリーン様は、どこで、ぬいぐるみを知ったのかしら?あらあらあら?なんかわからない事だらけだわ…。カリトラム様が、言ってた、占いとか神殿とか…、どういうこと⁈』
「ベルン…。殴るなんて酷いじゃないか…。ついつい、明日、我が軍が、攻めこんで来ちゃうかもしれないぞ。」
「うるさい。お前は、昔っから、女と見ると見境ないから、嫌だったんだ。最近は、国がからんで、更にややこしい、嫌な奴になったな!」
「何を言う。昔はいつも完璧王子を演じつつ、居るかいないかわからない、初恋の君に一筋だった君の話を一生懸命聞いてあげていたのに、今は、鞍替えしたのか?」
「本当にうるさいよ。人の思い出をからかっていただけのくせに!それに、今は君には関係無いだろ。」
『え⁈初恋の君?そこんとこ詳しく‼︎』
ついつい聞き耳をたてるソフィアナ。
「君には関係なくても、ソフィーには、関係あるみたいだよ。目が輝いている。」
「え!?」
『目⁈輝いてた⁈』
ソフィアナは、不意に、カリトラムから、言葉をふられて、ついつい驚いて、ベルンゲラをみる。
目があえば…
『真っ赤になり、目をそらされた⁈これは、以前聞いた、噂の思い人のことよね?本当にいたんだ。』
そう思うソフィアナの胸が、チクリと痛んだが、ソフィアナは、気がついていない振りをした。
「あの…カリトラム様…あ。いえカリ様…。ベルンゲラ様の思い人をご存知なんですか⁈」
「カリ様?アナ!どういうこと!?カリトラムを愛称で呼ぶなんて‼︎‼︎」
「え!?」
ソフィアナからの、カリトラムへの質問は、ベルンゲラの、怒りまじりの言葉に遮れた。
「カリトラムの国では、男性を愛称で呼ぶのは、その家族のみ。つまり、妻か愛人、恋人となる。彼の国は一夫多妻が認められている国だからね。呼び方で、誰が誰の愛人かわかるようになってるんだ。だから、家族や愛人達以外が、男性を愛称で呼ぶ事は、虚偽罪となる。しかも、面倒な事に彼は皇太子だ。ついでに不敬罪なんかも付いてくる。」
「でも、私…はじめは、断りましたよ…。でも、無理矢理呼べと…。」
「君は知らなかったから、不敬とはならないが、私が不愉快だ!」
『あ…。そう言えば…、カリトラム様、「いや、この愛らしい唇で、カリと呼ばれてみたくてな…。そしたら、どれくらいベルンが悔しがるかと…くっくくくく。」と、言ってた…。そうか…。悔しがるって、そう言う意味だったのか…。』
「ゲラ様、あの…ごめんなさい…。」
「君は、僕の婚約者なんだからね。ほいほい他所の男を釣らないで!」
「いや、釣ってないし…」
「無自覚だからたちが悪い。さらにみんな釣られるんだ…。こうやって、僕の苦労が、増えるんだ…。」
「なんか、ゲラ様、いつもと違って、子供っぽいですね。」
ふと、そう思ってついつい口にしてしまえば、ベルンゲラの顔が、真っ赤になった。
「私たち、幼馴染みなのよ。昔は、良く遊びに来てたわ。だから、ベルンもついつい、童心に帰るのかも…。お兄様とは、いつもこんな感じだし…。」
モリーンが、呆れたように、説明してくれた。
『なるほど、カリトラム様は、ゲラ様のお兄さん的存在だったり。悪友だったり的な感じなのかしらね…。ドミニク様といる時より、なんだか、毒を吐くものね…』
モリーンの説明に納得しているソフィアナから、ベルンゲラが、七色に光っていた、玉を取り上げてた。
「これは、返すよ。」
と言いながら、ベルンゲラは、その玉をカリトラムに、放り投げた。
カリトラムは、危なけなく受け取ると、ニヤリとわらいながら、
「まずは、話し合いと行こうか、ベルン。」
と、カリトラムが立ち上がった。
それに、応じるように、ベルンゲラも立ち上がった。
なかなか、続きが書けずすみません。
忙しいのと、若干方向性を悩んでいるので、進まずすみません。
代わりといってはなんですが、
【わたくし、お部屋に…】とは、全然、関係無い話しですが、書き溜めていた、違う話を予約投稿していきます。良かったら暇つぶしにでも、そちらを読んでやって下さい。
https://ncode.syosetu.com/n3367gp/




