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お弁当食べましょう

間があきましてすみません。

ストックが、空な上に忙しく…。

テレッサに、イヤリングで連絡して、セブァセス店の惣菜屋のおかずとおにぎり2個づつを2人分お弁当に詰めてもらい、ハンスに届けてもらうように頼んだ。


モリーンと、ランチをしようと思ったのだ。




ソフィアナも、お米や味噌に出会えて、泣くほど懐かしく、嬉しかった。


モリーンも、確実に、懐かしく、思うだろうと思えば、食べさせてあげたいと思ってしまうのは、仕方ない事だ。





ランチに間に合うように、昼前の時間に、モリーンは、ソフィアナの部屋を訪ねて来た。



相変わらず、魅力的魅惑的なモリーンに見惚れていたら、その後ろに、見覚えの無い、モリーンによく似た男性が立っていた。



ソフィアナの目線が、自分から、背後に移動した事に気が付いたモリーンが、半歩ズレて、ソフィアナに紹介した。



「私のお兄様のカリトラムよ。

お兄様、こちらが、お話してた、ベルンゲラ様の婚約者ソフィアナ様よ。」


モリーンは、皇女様とは思えない、家名も何もない気さくな紹介をした。


「モリー…。君が、彼女に気を許しているのはわかったが、ここは、他国だ、自国の時と同じ振る舞いは、控えなさい。


失礼したね。ソフィアナ姫。

私は、モリーンの兄だ。気軽にカリとでも、呼んでくれていい。

本日は、2人のお茶会との話しだったが、モリーに無理を言い連れて来てもらった。私も同席させてもらいたい。許可を頂けるかな?」


優雅に腰を折るその男性…

『モリーンの兄ってことは、皇太子?!!

許可したくないけど、しないわけにいかないやつじゃん!!


お弁当は、どうしよう…。

アマニ!上手いこと3個にわけて!

私、少なくても我慢するから!』

チラッとアマニを見れば、心得たとばかりに、会釈した。


「こんにちは。カリトラム皇太子様?で、よろしいのでしょうか⁈お顔を拝見して、気づかず、勉強不足にて、失礼致しました。」


ソフィアナは、頭をさげ謝罪する。


「カリ!だよ。ほら、言ってごらん?」


と、突然、下げている顔の顎を持たれて、上げせられた。目の前には、カリトラム…。


もう少しで、鼻がつきそうな程の距離に、モリーンによく似たキレイな顔だが、男性的なキリりとしたイケメンがいた。


『!?何事!?!?!?』


ソフィアナは、パニックだ。


「お兄様。ソフィアナ様で、遊ばないで下さい。」


呆れ顔で、モリーンが、カリトラムを諭す。


「いや、この愛らしい唇で、カリと呼ばれてみたくてな…。そしたら、どれくらいベルンが悔しがるかと…くっくくくく。」


「お兄様ったら、直ぐに人で遊ぶんだから…。そんな風になさるなら、今日のお茶会は、私が、お兄様の参加を拒否致しますよ。」


「悪かったよ。そう怒らないで、モリー。ソフィアナ姫も、悪かったね。」


「めっめっそうも、ございません。

あと、その、他国の王族の方に、姫と呼ばれる程の身分では、ございません。どうぞ、ソフィアナとお呼び下さい。」


「では、ソフィかな。よろしく。」


「ずるいわ。お兄様!私も、ソフィと呼んでいい?」


「ええ、もちろんです。」


「では、私は、モリーと呼んでちょうだい。」


「はい。モリー様。」


「う…う〜ん、まあ、いいわ。」


「私のことは…」


「カリトラム様と…」

ソフィアナは、カリトラムが、何か言う前に、失礼だが、かぶせるように言い放った。


「まあ、仕方ない。悲しいが、カリと呼んでもらうのは、諦める事にしよう。悲しくて、抱きついてしまうかも知れないが、許しておくれ…」


悲しそうに、ソフィアナに、そう言いながら、抱きついてこようとするカリトラム…。


「わっわりましたから、カリ様。もたれかかって来ないで下さい〜。」


「ふふ。わかってもらえて、嬉しいよ。ソフィ。」


カリトラムは、ニッコリと嬉しそうに、微笑んだ。



さて、挨拶も済ました事だ、本日のピクニックに行くのは、少し難しい。なぜなら王族のカリトラムが居るからだ。


モリーンは、日本の感覚があるから、敷物の上でお弁当でも、なんの抵抗もないだろ。だが、カリトラムは、そうは行かない…。


「あの…。モリー様…私、本日は、お庭で、日本風ピクニックをと思っておりましたので、お茶の準備ができておりません。しばらくお待ち頂いても、よろしいですか⁈」


「え。せっかくだから、ピクニックのままでいいわ。」


「え!?そうですか⁈」

ソフィアナは、ついついカリトラムを見てしまう。


「私も、庭でピクニックとやらでいい。」


『本当に?日本人基準なピクニックをしようとしてたんだけど…。他国の王族のピクニックなら、テーブルとか椅子が必要よね…』

そう思い、モリーンを見れば、


「お兄様は、きになさらないと思うわよ。何式でも。」

と、意味ありげに呟いた。


『と言う事は、日本風でいいと言うことか…、だが、準備した量は、女性3人なら、あの量を分けても、デザートでごまかせれるが、男性には、だいぶ準備した量が少ない。』



「わかりました。では、人数変更を侍女に指示して参りますので、お待ち下さい。」


ニッコリ愛想よく微笑みソフィアナは、焦る気持ちを隠して、アマニの側に寄った。


シェフに、簡単に作れるサンドイッチなどと、一口大で。簡単に食べれる野菜やチーズなど、簡単に準備できる物を3人分。それに、唐揚げなどのハンスが持って来た分を足せばなんとかなるはずだ。


あとは、ゼリーや、ケーキ、クッキー、マドレーヌなど焼き菓子を準備し、食後の軽いお茶会を頼む。

そうすれば、男性でも、足りない分はそこで補えると考えてだ。


アマニに、やりくりを頼んだら、2人が待つテーブルに戻り、時間稼ぎに、2人の国の話を聞く事にした。




なんとか、おほほうふふと話すうちに、準備ができたと、アマニから、合図があった。


ソフィアナは、庭の木陰に敷物を敷くように、指示して、そこへ3人で、向かった。


心地いい天気の、外での食事にテンションが上がる。


敷物の上に並べてられたお弁当のバスケットの中身に、モリーンは、感動しやはり涙した。


そして、一口一口大事そうに、食べていた。


「とても、美味しいが、モリー泣くほどなのかい⁈」


「はい。私には、泣くほどなんです。

お兄様…国に帰りたくない…。ここにいたい…。」


「ベルンに結婚は、断られたと言っていたじゃないか…」

カリトラムが、呆れた様にいう。


「私、こちらの国民になります。」


「何を馬鹿なことを…無理に決まっているではないか…」


「これが、毎日食べたい!!!」


「う〜む…。ソフィ、こちらは何処のお店で⁈」


「え!?あ。えっ。無理です。お米や味噌などは、マハルニ国と貿易して下さい。あとは、自国にあるもので作れます。作り方は、モリー様がご存知です。下手したら私より…」


「ええ、お兄様が、絶対、厨房に入れて下さらないからあれですが、たぶん物さえあれば、私は、私の食べたい物が作れます。あっ。いえ、シェフに作らせられます。」


「では、材料の契約からせねばという事か⁈」


「あ…!そう言う、政治的難しい話は、私では無く、ベルンゲラ様に、ご相談下さいね。私、何もできませんから…」

『なんか余分な事言ったかも…。ヤバイまた怒られる〜』

ソフィアナは、慌てて自分に何か言わず、ベルンゲラを通すように、丸投げした。



『それにしても、カリトラム様は、何の目的で、今日、私の所に来たんだろう…?』



どうしようと、色々頭を巡れば、何か負に落ちない疑問が湧いてきた。ふとそう考えていれば…。


「そうか、じゃあ、食料品については、ベルンゲラに話しをしよう。

じゃあ、ソフィーは、これを持ってみて。」


不意に何か、手のひらに乗るくらいの丸いものを手の上に乗せられた。


それは、ソフィアナの手の中で、キラキラと七色に光っていた。


「まあ、キレイ。」

覗き込んだモリーンが呟く。


「ほう…」

玉を渡した、カリトラムは、黒い微笑みを浮かべながら、そう息を漏らした。



この日、ソフィアナの腕には、魔力封じの腕輪はされていなかった。

まだまだ、リアルがバタバタしていますので、更新に、時間がかかると思います。

気長にお待ち頂けたら、嬉しいです。

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