童謡?同様?ドウヨウ…どうよう…動揺!!
ソフィアナは、転送陣にて城の部屋に帰った…。
帰った先には、
ソフィアナの部屋だと言うのに、なぜか、急に現れたソフィアナに、驚くモリーンがいた…。
「………。」
「………。」
ソフィアナの背中に、嫌な汗が一筋流れた…。
『こ…れ…は………。
はーい。ヤバヤバじゃないですか⁈これ…。
何で、モリーン様が、私の部屋に居るの⁈
アマニが、あっちで、あたふたしてたから、勝手に入ってきたのね!?
勝手に入らないでよ!!!!じゃなくて、
これは、これからどうすべき?
1.魔法を使う…
2.戦う…
3.拉致監禁…
4.何もなかったフリ…
5.逃げる…
1は、闇属性で、記憶操作して…でも、なんかの弾みで思い出されたり、必要な記憶まで無くしたり…失敗したら、廃人…ダメね…。国賓に使う魔法じゃ無いわ…リスクが高いわね…
2と3は、論外。相手は、国賓、国の客よ。大問題よ…。
4は、とりあえず、挨拶をして…。う〜ん。
あの、瞬きなくこっちを見ている、ギラギラした目には、何もなかったことには…、してくれそうにないわね…
5は…この中では、一番いいかな…。
だとするなら、逃亡先よね…
セブァセス店?公爵家?怒られないように洞窟?
いや、洞窟に行ったら、行方不明で、捜索されそう。ならどこ⁈この状況をなんとかしてくれそうな人の所に、転送!!』
ソフィアナが、モリーンと目が合い、パニックを起こしながらも、ここまで考えるのに、30秒。
モリーンが、ビックリしたのから復活するまでに、15秒。
ソフィアナは、転送してきたままの体勢で見つめ合い思考して、そのまま、この状況を何とかしてくれそうな人の所へ、転送した。
場所ではなく、人の所へ…
その人は、現在…
騎士達との合同訓練に参加した後、浴場にいた。
頭上に何か気配を感じれば、上から大きな物が降ってきた…そして、
ざばぁ〜ん。
『あら。まあ。ここは?』
「っつ…」
見渡すソフィアナの目には、浴場の景色が、飛び込んできた。
すると、体を支えていた右手が、タイルより柔らかい物に触れている。
『人肌のような…』
そう思い、目線をずらした、ソフィアナの目の前には、水浸しで、半裸…いや、全裸だが、半分は、お湯に浸かっている為セーフ?な、ベルンゲラと、ドレスがベタベタで、ソフィあの左肩に手をかけている、モリーンがいた。
正気に戻る時間の差で、モリーンは、ソフィアナに近づいて、捕まえようと手を伸ばしていたため、ギリギリ一緒に転送してしまったのだった。
ソフィアナの右手は、ベルンゲラの胸の中心あたりを押さえつけていた。
そして、体はベルンゲラの腿の上…。
『やだ。がっしり…。てへ。じゃなくて!!きゃーって!やつです。』
叫びたくても叫べない。
頭の中では、大絶叫ですが、目線は、ちゃっかり、肉体美から離れない〜。ソフィアナ。
でも、動揺が酷過ぎて、口をパクパクするばかり…
「あら。やだ。ラッキースケベ。」
呆然としていた、モリーンが、そう呟いた。
その瞬間。
ソフィアナの頭の中が、ピタ!っと音を立てたように、冷静になる…!
『ラッキースケベ…⁈この世界にそんな言葉ないはず…。しかも、普通の令嬢、ましてや皇女さまだ…。こんな場所で、こんなはしたない事になれば、顔面蒼白か、気絶もののはず…』
ソフィアナは、乗ってるベルンゲラをガン無視で、モリーンを見る。
「味噌…。」
ソフィアナは、ボソッと呟く。
モリーンの耳がピクッとした。
「醤油…。」
続いてまた、ボソッと呟く。
モリーンの目が見開かれる。
「生姜…。」
ソフィアナは、モリーンの反応に、ニヤリとなる。
モリーンは、さらに大きな目が大きくなる。
「おにぎり…。」
「え!?」
「生姜焼き…」
「食べたーーーい!」
『ビンゴだ。』
ふふふと、ソフィアナは、満足気にうなずき、モリーンは、ソフィアナの肩を両手で鷲掴んでいた。
ソフィアナに、下敷きにされている、ベルンゲラは、額と、目元を片手で覆い、そっぽを向いて真っ赤になっているが、ソフィアナは、気付いていない。
ふふふふふ…と、変な優越感と、親しみを感じたソフィアナは、モリーンに、詰め寄られていた。
『何がどうして、こうなったか…
だが、まずは、その前に…
令嬢2人が、ずぶ濡れで、第一王子は、裸体なんて、外聞が悪いなんてもんじゃ済まない…。』
そう思った、ベルンゲラが、
「ハンス!!」
と、大声で、ハンスを呼んだ。扉の前で控えていた、ハンスは、中から声がする事には気付いていた。
そのため、様子を伺い、
ちょうど、あと一歩で、踏み込む所だった時に、お呼びがかかった。
扉にぶつかる勢いに、駆け込めば、何故か…
ずぶ濡れの令嬢2人に押し潰された、ベルンゲラ。
その2人のうち、1人は、妹だった!
ハンスは、ビックリして、固まるが、それも一瞬の事…。
ソフィアナのやらかしは、いつもの事だと、すぐに冷静さを取り戻した。
「とりあえず、なんとかしろ!こんな格好では、動くに動けない…」
真っ赤になりながら、顔を背けているベルンゲラに、ハンスは、色々と悟る。
濡れたままのソフィアナを片手で抱き上げ、もう1人には、手を差し出した。流石に皇女様を許可なく、緊急でも無いのに、抱き上げるわけには行かない。
そんなこんなで、ハンスにより、2人は、浴室から連れ出され、侍女により、着替えがほどこかれた。
2人が居なくなって、残されたベルンゲラは、顔を半分お湯に沈ませながら、勘弁してくれと、茹で上がっていた。
気を利かせたハンスが、2人を侍女に連れて行く途中で、部下の近衛に、数分したら、ベルンゲラを迎えにいくように言っていたため、そのまま水没する事もなく、無事に救出された。
さて、着替えが済んだ2人は、応接室に、人ばらいをして向かいわせに座っていた。
もちろん、ソフィアナと、モリーン皇女だ。
「で!?」
先に口を開いたのは、ソフィアナだった。
「で⁈とは?」
モリーンは、素知らぬ顔で、扇で口元を隠す。
「豚肉、生姜、醤油、酒、みりん…と言えば?」
「豚の生姜焼き!お砂糖多目が好きよ。」
「それですよ。それ…」
「どちらの出身で⁈」
「なっ何を言って…?」
「お顔が、引きつってますよ。
おにぎり、唐揚げ、生姜焼きなんか食べたくありませんか⁈」
「食べたい!あるの!?」
「ありますよ。だから、教えて下さい。あなたは、誰ですか⁈」
「仕方ないわね…。あとで、あなたも教えてよ。」
と、語った、モリーンは、同じ日本出身の45歳、料理好きのアイドル好きの主婦で、事故に合い死亡。皇女に転生。
最近、錬金好きな皇女が、やらかして実験で作っていた物が爆破。爆風で頭を撃ち気絶。
3日間意識不明の後、目覚めたら、前世の記憶を持っていた。
はじめは、どうしたものかと、鬱状態になったが、若く可愛く、魅力的美人になり、45歳の体力の違いに、感動。心も軽く…。なんか、いままで家事に、育児に楽しめなかった、20代をもう一度な、気分で、過ごしだしたら、気分が楽になったそうだ。
しかも美人皇女。わがままも、なんでもみんな聞いてくれる。周りにはイケメンだらけ…。
最高に気分よく、過ごしていたそうだ。
元々皇女様自体も、錬金術が好きで、前世も料理好き。魔法なんて楽しくて、色々やりたくなり、欲しくなり…。
毎日が楽しかったそうだ。
最近では、この国にある、動くぬいぐるみ兵器が可愛くて欲しいが、ベルンゲラに断られているそうだ。
なんとなく、フレンドリーで、同郷ってだけでも、親近感があり、今まで、誰にも言えなかった、秘密を話せる相手に、ついつい、自分の色々話もしていく…ソフィアナ。
ついには、お互い意気投合。
がっしり握手しているところに、着替えを終えたベルンゲラが、部屋に入ってきた。
「さあ、どう言う事か、話を聞こうか⁈」
2人は、顔を見合わせて、困った様に眉をさげたあと、2人揃って吹き出して、クスクス笑だしてしまう。
「これは、どう言う状況だ⁈」
ベルンゲラは、首を傾げるしかない。
題名に深い意味はありません。笑




