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やだ!!!!!ソフィアナ目線

本日4つ目。ご注意下さい。

王妃様の、寝る前に使う足浴用のお湯が熱、過ぎたため、水差しに水をくみ、部屋に運んでいる途中。




ふらふら歩く部屋に帰るのだろ、昼間の勇者が、前方から歩いて来ていた。


相当飲んで帰ったのだろうな…。


そんな事を思いながらも、知らぬふりをし、水差しを抱えて歩く。


分厚い眼鏡で顔をかくし、前から歩いてくる勇者と、目が合わないように、俯き、気配をころす…。


しかし、すれ違う寸前に、勇者が足がもつれて、ぶつかってきた!


「う〜すまない。」


体の大きな勇者にぶつかられれば、小さな私は、尻餅をついてしまう。


持っていた、水差しの水で、顔から、横髪、お仕着せは濡れて、衝撃で、分厚い眼鏡は、外れて転がってしまっていた。


最悪…。冷たい…。


突然の出来事に、直ぐに対応できず、そのまま座りこんでいたが、


とりあえず、立たなきゃ…と、思い直す。




すると立ち上がろうとする私に、眼鏡を拾い、勇者は、手を差し出しきた。


少しは紳士的に、できるのね…。


それにしても、お酒くさ〜。どれだけ飲んだのよ…!


そう思い、勇者の顔を覗きこんだ。

なぜか、勇者は、はっ!と固まった。




勇者の視線に、自分を見下ろせば、水に濡れて、豊満なバストは、輪郭をくっきりあらわしていた。


やだ!!恥ずかしい!顔が勝手に赤らむ。


急に、勇者は、座り込む私の腕を掴み、立たせる用に引っ張り上げたあと、引きずりながら、部屋に連れて行かれた。

そしてそのまま部屋に押し込まれる。





あれ!?これは、ヤバイ!


「離して!」



涙目になりながら、イヤイヤと、首を振りながら、腕を解こうとするが、びくともしない。


濡れている横髪から、一滴の滴が、頬に落ちた。

掴まれたていない手で、その滴に、瞬間的に魔法を使う。


魔法で抵抗すれば、直ぐに勝てるが、自分が魔王であるかもしれないと、バレる可能性は、少しでもない方がいい。


魔法で、にげるのは、最終手段だ。




『ゲラ様助けて!!!!』



水属性のゲラ様なら、きっと気づいてくれる。

そう思い、頬に伝う一滴に、気づかれないよう、小さな小さな魔法を使い、思いを託した。



魔法がなければ、ただのか弱い令嬢だ、大した抵抗もできずに、ベッドまで連れて行かれてしまう。




勇者の息は荒く、興奮していて、今まであったどんな魔物より怖く感じた…。


細い腕は、強く抵抗しても、易々と押さえ込まれてしまう。

自分のか弱さが、悔しくて仕方なかった…。



ベッドへと、放り出すように組み敷かれた。


体に、体重をかけられ、酒臭いいきが、すぐ側で吐かれる…。


気持ち悪い…。



お仕着せのスカートが、幕仕上がっているのが見えた。そこには、あられもなく白く細い足がさらされた…。



抵抗する両手をいともたやすく、片手にもちかえられ、さらに、ベッドに押しつけられた。



あいた方の手で、脚を撫であげられる…。




もー無理!!!我慢の限界だ!!!!!



目を閉じ、魔法を使おうとした瞬間。




ガッ!!!



っと、すごい音とともに、勇者の体から力が抜け、そのまま、おおいかぶさるように、倒れ体重がかけられた。


勇者の顔は、私の胸に、のしかかっている。




重い!!息が!!




次の瞬間、冷気とともに、

勇者は、左手頬を殴られ、体は、吹っ飛んでいった。



『それは、私のだ!』

と、声が聞こえた気がしたが、気のせいだろう…。


勇者を殴り飛ばした影は、

息を切らした、怒れるゲラ様だった。









「アナ…。大丈夫!?」

ゲラ様は、先程までの鬼のような、形相とは、打って変わり、情けないような、悲しいような、困った顔で、私に、声をかけた。


「は…い…」

あれ!?声がでない…。

自分が、いかに恐怖していたかということを再確認する…。




「少し我慢して…」


ゲラ様は、そう言うと、自分が羽織っていた上着を私にかけ、そのままお姫様だっこして、部屋を出た。


そして、私の部屋まで連れてきてくれた。




「あっ、あの…」


「ああ、ごめん。あんな事があって、男のぼくに、触られるのは、不快だろうけど、もう少しだけ我慢して…」


ゲラ様は、優しくそう言うと、ソファーへ座らせ、私の上半身をそっと抱きしめた。


その瞬間…




暖かい風が、駆け抜けて、髪や服、体を乾かした。

春の日差しの様な暖かい温もりに一気に体の緊張がゆるむ。




風が止めば、そっとゲラ様は、体を離した。



『ぼくに触られるのは不快!?かしら…!?』


離れて行く、ゲラ様を見つめながら、ゲラ様の言葉を反復し首を傾げた。


『今離れて行ってしまう方が、なんだか、すごく寂しく、心許ない…。あれれ…!?』


ゲラ様の体が離れれば、不意に背筋が薄寒く、先程の恐怖と、不快が込み上がり、震えだす。





「アナ!?」


ゲラ様は、急に震えだした、私をどうしたらいいものかと困惑気味に見つめている。


ゲラ様の私の肩にかかる手首の袖を掴む。


「不快じゃありません。

すみません。ゲラ様が嫌でなければ、もう少しだけ…落ち着くまで、そのまま抱きしめて…」


なんとか絞り出した、震えた掠れた声に、

ゲラ様は、優しく言われた通り抱きしめてくれた…。


すごく暖かくて、守られている感じが、心地よく、とても安心して、知らぬ間に、そのまま寝てしまった…。







朝起きれば、1人ベッドに寝ていた。


「ゲラ様に、助けてもらった、お礼もいわず、なんだか迷惑かけちゃったなぁ…」


朝の支度をして、王妃様に昨日の謝罪と報告にいけば、すでに、ゲラ様から説明は、されていた。


さらには、このまま出発すると、旅の準備も終えられていた。



あの勇者に、もう合わないと思うだけで、だいぶ気分が楽になった…。


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