勇者ミト
本日3つ目です。ご注意下さい。
今回は、なかなか大変な討伐だった。
群がる小鬼は、切り捨て、爆破して飛ばしても、次々に群がってきやがった!
反対側の戦力より、こちらを重視して、攻めて来たようだから、仕方ない。
あちら(王子とハンス)と、こちらでは、戦力差は歴然だ。
「ミト様〜。勇者様なんですか!?」
「ミト様、素敵。私達を守って下さってありがとうございます。」
「ミト様〜。」
「ミト様〜。」
膨よかな胸を押しつけるように、両手にキレイな娘が、擦り寄ってきている。
それだけでは無く、周りにも、我先にと、体をくねらせ、オレの気をひこうと女達が、群がっている。
やはり、勇者であり、強いオレは、モテる。
隣のカクヤ、スケンも、モテているが、あれはオレのおこぼれだ。
「ふふふふふ…。おう、かわいいな、今夜の相手を願おうか!?オレは、勇者だからな、何人でも、相手してやるぞ…ははははは。」
そう言い、酒を煽れば、周りから、黄色い声が上がる。
実に気分がいい。
「ははははは。今日は、(王子の)おごりだ好きなだけ、飲め。食え。」
少し飲み過ぎたかな…
「おい、ミト、飲み過ぎだ、その辺にしておけ。帰るぞ。」
こうるさいカクヤが、食事を終わらせてやってきた。
「まだそんなじゃねー」
「傷を負った体での、飲み過ぎは、良くない。今日は、とりあえず、帰るぞ。遊ぶにしても、明日にしろ!」
ごちゃごちゃうるせ〜。
「あれ!?勇者様帰ってしまわれるの!?」
「お目付役のじじーが、うるせーからな、お嬢ちゃん達、明日相手してくれよ〜。」
悪態はついたが、確かに傷だらけの体に酒は、結構応えていた…。
宿に着き、カクヤとスケンとわかれ、ふらふら部屋に帰る途中、
水差しを抱えて歩く、王子の侍女で、分厚い眼鏡をした侍女が前から歩いてくるのを見つけた。
なんの気なく見ていれば、すれ違う寸前に、足がもつれて、侍女にぶつかってしまう。
「う〜すまない。」
体の大きな自分がぶつかれば、小さな侍女は、尻餅をついてしまっていた。
持っていた、水差しの水で、顔から、横髪、お仕着せは濡れて、分厚い眼鏡は、外れて転がってしまっていた。
眼鏡を拾い、立ち上がろうとする侍女に、手を差し出して、はっ!と、固まった。
人生で、みたこともないほどの美女が水に濡れて、豊満なバストは、輪郭をくっきりあらわしていた。
そして、倒れた体制から、オレの手を握る前に、オレを見上げていたのだ…。
なんだ、この据え膳は!!!!!
酔っているためか、男のサガか…座り込む侍女の腕を掴み引きずりながら、部屋に押し込んだ。
「離して!」
そのキレイな侍女は、涙目になりながら、イヤイヤと、首を振るが、それがよりいっそう、いい…!
理性が働かない…
それどころか、虐待心や征服心の方が、心をくすぐる。
今すぐ、組み敷くべく、ベッドへと連れていく。
あちらこちら、傷が痛むが、それどころでは、無い。
細い腕は、これ以上強く握れば折れてしまいそうな程細く、抵抗しているが、抵抗なのか!?いっそ、誘っているのかと思ってしまう程にか弱い力だ。
ベッドへと、放り出すように組み敷けば、お仕着せのスカートが幕仕上がる。
そこあから見える脚は、白く細く魅惑的だ…
その脚をそのまま手でなぞるべく、抵抗する両手を片手にもちかえ、ベッドに押しつける。
滑らかな脚をあいた方の手で撫であげ…
ガッ!!!
そこから記憶が飛んだ…。
ベッドからは、だいぶ離れた、壁に逆立ちしたかのような状態で目が覚めた。
周りを見れば、太陽は、真上まで上がっている。
二日酔いの痛む頭をさすりながら、体をおこす。
そして、昨日を思いおこし、思う…
なんて、なんて勿体ない…!!!!
あの感覚は、覚えている。
しかし、二日酔い頭痛とは別の頭痛に、頭を撫でれば、頭に大きなたんこぶがある。
頬に、小鬼と戦った時に付いた覚えの無い殴り跡がある。
だが、あんな美人に殴られたくらいでは、気絶しない。しかも手は、抑え付けていた…。
酒を飲み過ぎて、酔いにまかせて、ベッドから落ちたか、帰る時どこかにぶつけたに違いない。
あんな美人と出会うなら、あんなに飲むんでは無かった…。
昨日が悔やまれてならない。
だが、侍女であることは、わかっている。
今日も会いに行けばいい。
オレは勇者だ。
モテるんだ。
かっこいいんだ。
きっと彼女も、昨日中途半端な事を残念に思ったはずだ。
「ふふふ。侍女ちゃんよ…まっていろ。今夜は、満足させてやるからなぁ…!」
「ふふふふふ…。
ふふふふふ…。
はははははははは…!!!」
そんな独り言をいいながら、
王子の部屋を訪ねた。
いつもなら、部屋の前にいる見張りはいない。
これはチャンスとばかりに、部屋に入るが、部屋はもぬけの空だった。
「王子一行は、どこ行った!!!!!」
宿屋のフロントで
「あの部屋に泊まっていた客は?」
と聞けば、
早朝に出発したと…。
オレが、起きたのは昼過ぎだった…!
酒か!?酒のせいなのか!?
「くそーーーーーーー」
そして、オレたちの、宿代は、あと3日分支払われていた。
また、忙しくなるので、書けるだけ更新します。




