表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

出会い編

脳内に保存してても、世に発信しても結局残念なおが屑頭なんですよね…

思えば、相方との出逢いから子供達に会えると確信していた私。

そんな野生の勘のみで生きてきた私の、まだ、ほんの数年の話をまとめてみる。

そう、それは、ただの自己満足であり、ただのアホな一人の人間の戦いと言うにはおこがましい位の、だけど本人は至って真剣な奮闘記である。




20☓☓年10月、当時の私は20代も後半に差し掛かり、やや焦りなんかもあったそんな折、某会社に出向という形で大手上場企業へ潜入…いや、働きに出ていた。

株式会社とか付いてるだけで格好いい!そんな頭の悪いコメントしか出ない、今までの人生何して生きてたの?と言われるような頭におが屑が詰まってるそんな人間でした。

いや、今は、おが屑発酵して腐葉土になってますが。


初めてIDカードというものを頂いた時は、あまりの格好良さにテンションバク上げ、まるで餌を前に暴れ狂う犬の様でした。

そして、そんな格好いいIDカードを使い、社内へ。

そこで出会ったのが、後の伴侶であり犠牲者でもある相方でした。


出会った瞬間に、この人の子供欲しいわ。

そんな感想しか出なかった故に、結婚後、何処に惹かれたのか聞かれると今でも周りに引かれるのが常になってたりもする訳で…。


そんな出会いから、すったもんだありましたが、相方との愛も育み無事結婚。

結婚式は、あまり必要性も生産性も感じず、挙げずじまい。

結婚式やる金銭と今後の幸せ家族計画を天秤にかけ、考えれば考える程、魅力も感じなかった事が敗因だと今でも思ってたりもするが、キラキラした結婚式も妄想したりはしました。人の結婚式は見る分には楽しい、けど自分が…となると、やはり面倒くさいので、根本的に面倒くさがりなだけだろうと結論付けました。


の、割に、家欲しいわ〜、賃貸苦手…と、思い立ったが吉日!と翌日には不動産へ。

その日にその場で購入する、そんな夫婦でもあります。

色々見て回り、検討して、悩む。そんなセオリーも踏まず、一生に一度買うか買わないか…な持ち家を即決にて購入。

結婚式の代わりに持ち家の頭金へと変貌した貯金達に、少しの誇らしさと、少しの悲しみを感じつつ別れを告げました。


その頃には、後の小悪魔を身篭り、おが屑しか詰まってない頭で勘定計算をしたのは懐かしくもあります。

けど、おが屑しか詰まってないが故に、まぁ何とかなるっしょ。と、フワッとした答えで突っ走ったが運のつき…

20代でニコニコ35年ローンとの付き合いが始まりました…。

多分、相方の次に長い付き合いになる、住宅ローンというただの借金との出会いでもあります。


しかも、その年は近年稀に見ぬ大雪の年でした。

各地の工場が雪にまみれ、破壊され、家の引き渡しは伸びに伸び出産1週間前に引越しとなりました。


はち切れんばかりの腹を抱え、引越し準備、引越し当日を迎え、相方も実母も不安そうでした。



そりゃ、初産

両親にとっちゃ、初孫

それを腹で育ててるのは、無理無茶よく分からん。とりあえずヤルゼ!やるぜ!やるずぇー!!!な、おが屑頭のアホ。むしろ、おが頭。

心配しかない!と、会う人会う人に言われるくらい、アホでした。

今もアホですけどね。


陣痛が来た時も、唐突におにぎりが食べたくなり、ひたすらおにぎりを握っては食べるだけのおにぎりパーティー真っ最中でした。


そう、それは引越してから丁度1週間経った日でした。

〜続く

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ