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オーガ呑んべ〜ず(ユイ×勇儀)

鬼を飲み負かすほどの酒豪、ユイが遂に鬼神、勇儀とコンビを結成!

予想のつかない最強コンビが舞台に殴り込みをかける!

エントリーNo.?????番 オーガ呑んべ〜ず!

(登場BGM:華のさかずき大江山)


ユイ「ども〜! どら猫ハクタクで〜す!」

勇儀「他のコンビを乗っとるんじゃない!(ゲンコツ」

ユイ「……っ! はい、と言うわけで名前だけでも覚えて帰ってくださいね。」

勇儀「はい。」

ユイ「どら猫ハクタクを。」

勇儀「他のコンビ!?いい加減怒られるよあんた!」

ユイ「大丈夫。」

勇儀「何がよ。」

ユイ「どら猫ハクタクさんは俺らのことなんか犬歯にもかけないから。」

勇儀「歯牙ね。犬歯じゃない…惜しいけど違う。」

ユイ「はい、と言うわけでやっていきましょう。オーガ呑んべ〜ずです。よろしくお願いします。」

勇儀「はい、お願いします。」

ユイ「時に勇儀さんや。」

勇儀「どうした?」

ユイ「射命丸 文っていう天狗がいるじゃん?」

勇儀「いるね〜、あの下戸。それがどうした? 浮気は感心しないぞ。」

ユイ「ちゃうちゃう。あの天狗の職業は覚えてる?」

勇儀「おう知ってるぞ。妖怪の山天狗軍第88隊偵察部隊第1班班長兼偵察部隊隊長だろう?」

ユイ「長い! しかしよく言えたね!?そしてそうじゃない。ジャーナリストでしょ?」

勇儀「そうなのか? てっきり天狗軍に入っていてカメラ持ってるから戦場カメラマンも兼ねているのかと思ったけど。」

ユイ「えっとさ…勇儀さん。台本にないことしないで…」

勇儀「…すまん。で、お前さんは何が言いたいんだ?」

ユイ「そうだった、それでね。リポーターになってみたいなと思って。」

勇儀「おういいぜ。じゃあ私がお前をリポートしてやる。」

ユイ「さすが勇儀姐さん! 俺には持てない心の広さ! そこに痺れる憧れるゥ! …ちょっと待って。俺がリポートされるの?」

勇儀「違うのか?」

ユイ「ちがう。俺がリポートしたいの。」

勇儀「なるほど。で、どういうあらすじ?」

ユイ「よく有名人とかが報道陣をかき分けて進むシーンあるじゃん?」

勇儀「あぁ〜あるね〜」

ユイ「あれをやってみたいんだよ〜」

勇儀「よし分かった。」

ーーーーー

ユイ「今、星熊 勇儀さんが自宅から出てきました! 星熊さん! 緑眼の嫉妬姫である水橋 パルシィさんと縁を切ったいう話を聞きましたが!?」

勇儀「……」

ユイ「星熊さん! 質問にお答えください!」

勇儀「……」

ユイ「星熊さん! 華仙さんとお付き合いしているという話ですが!?」

ーーーーー

勇儀「ちょっと待てい!」

ユイ「どしたよ?」

勇儀「私女だよ!?」

ユイ「そうだね。」

勇儀「あんたガールズラブって言葉知ってるかい?」

ユイ「緩そうな名前してるな。」

勇儀「ルーズじゃない!」

ユイ「じゃあ弱そうな名前?」

勇儀「ルーズか…」

ユイ「exactly.」

勇儀「もう少しましなネタはないの?」

ユイ「飲みすぎて男を部屋に連れ込んだとか?」

勇儀「こらっ!(ゲンコツ」

ユイ「いった!」

勇儀「あんたこの世界で生きてく気あるの? 違う質問を考えなさい。」

ユイ「違う質問ね。分かった。」

ーーーーー

ユイ「星熊さんが自宅から出てきました! 星熊さん! 昇竜拳で八雲 紫さんを殴ったことをどうお考えですか!?」

勇儀「……」

ユイ「星熊さん! 腹心である八雲 藍さんも殴ったという話ですが事実ですか!?」

勇儀「……」

ユイ「勇儀さん最後に昇竜拳を見舞ってくれませんか!?」

ーーーーー

勇儀「気持ち悪いわ!?」

ユイ「え?」

勇儀「『え?』じゃない。久しぶりに鳥肌たったよ!?」

ユイ「鬼なのに?」

勇儀「鬼でも鳥肌はたつよ!」

ユイ「俺は鱗が出てくるけど…」

勇儀「爬虫類!?あんた爬虫類なの!?」

ユイ「元々、竜は爬虫類ですから。」

勇儀「へぇ、そうなのか。」

ユイ「ルーミアに訴えられるぞ。」

勇儀「そこまであからさまじゃないわ!?とにかく、最後の奴はダメ。分かった?」

ユイ「ウィ、ムッシュ。」

勇儀「私女なんだけど?」

ユイ「同じネタを使わないでいただけますか?」

勇儀「誘導したのはどこのどいつだ!?」

ユイ「ういうい、悪かったよ。」

ーーーーー

ユイ「星熊さんが出てきました! 星熊さん! 妖怪の山で大天狗の殺害に関与しているという話は本当ですか!?」

勇儀「……」

ユイ「星熊さん! 共犯の疑いで伊吹 萃香さんが逮捕されていますがどうお考えですか!?」

勇儀「……」

ユイ「星熊さん! そのズボンオシャレですね!」

ーーーーー

勇儀「どうでもいいだろ!?」

ユイ「1つ思ったんだけどさ。」

勇儀「何!?」

ユイ「結界の警備とジャーナリストの兼業ってほぼ無理じゃね?」

勇儀「そうだね。」

ユイ「騙したな!?」

勇儀「お前が言い出しっぺだろうが!?いい加減にしろ!」

ユイ「どうも、ありがとうございました〜」

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