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グランマ=ファイル

作者:氏川将士
僕は毎晩あの時間を楽しみにしていた。薄暗い中で、暖炉の炎だけが鮮やかに燃えていた。炎に浮かんでは消える婆やの物語。それは少年の僕の胸をときめかせる一夜の魔法でもあった。一応、オムニバスの短編集となっていますが、話が所々リンクしていきます。
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