プロローグ1
この話は私の思い出の作品です。
この世界は実にシンプルだ。
この世界には物語に出てくるようなエルフやドワーフなどの人間以外の知能が高い種族はいない。
国を破壊したり、姫を襲う魔王やドラゴンなども存在はしない。もちろん、世界を救う勇者はいない。
魔法や超能力といった技術もない。もちろん転生も存在はしない。
それはこの世界では常識だ。
そんな世界に生まれて君たちは幸せかな、私は幸せとは思わない。
私は偶然その世界を見ていた、そしたら私は一人の少年を見つけた、私はそれから少年をずっと見ていた。少年は物語の世界に夢を見た。だが、小学校の時に先生にそれは全て存在を否定された。少年は家に帰って泣いた。私は少年を可哀想に思えた。
少年は中学生になった、少年はイジメにあった。少年は人が怖くなった。家では親にずっと怒られて、学校ではイジメ、少年は居場所がなくなった、少年は死んだように暮らした。偶然テレビにかかっていたアニメを見てはまった。少年は次の日にそのアニメの原作を全部買った。少年はそれを読んでいると久しぶりに楽しくなった。少年は生きる意味を知った。
少年は高校に入学をした。少年は頭が悪くて、偏差値が底辺の学校に入学をした。少年はその学校でもイジメにあった。少年はそれでも耐えた、そしていつの間にか周囲に友達が出来ていた。だが、その友達にもすぐに裏切られた。そして少年は引きこもりになった。
そして、その日になった。
少年は死にかけた。
みなさん、読んでいただいて感謝です。