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ラルラニーザの性格
「は?」
「えっ?」
思わずラルラニーザさんに視線を向ける。
「お前、魔導師なん??」
「え、はいそうですが____「予知・操!!!」
ナウニカーズさんが、テイルズの周りに守りを張った。そして、ラルラニーザさんの蹴りが、目の前に現れる。
「はぁ、危なかったですね」
「っち、読まれたか…」
3秒ほど前のことが、よくわからなくなる。
整理してみる。まず、ナウニカーズさんが守りを張る、そしてラルラニーザさんの蹴りが披露された。そういうことか。速くてよくわからない。
「あのですね。魔導師と聞いただけで相手を蹴るのはやめてもらえますか?」
「あーはいはい、すみませーん」
やばい、これはよくない空気だ。テイルズはすかさず2人の間に入る。
「だ、大丈夫ですよー!僕、魔導師ですが実力は皆無に近いので!」
冷や汗が、首を伝わる。
「え?」
「はい?」