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「マナリーサ様………」
窓から、夕日が差す。
セイラス、ライラ、イマナム、サイムは、マナリーサを取り囲む形で立っていた。
「ラタン街で、騒ぎが起こってます」
「占師と魔導師が戦ってます」
「あなたには、興味はありませんか?」
4人は、ロボットのように瞬き一つしない。その目は、マナリーサを見ていた。
「……興味はないわね。ただ、こちらへ襲いかかってきたら_____。
面白いじゃない。ああいう魔導師は、すぐこちらを襲ってくるのよ」
「「「「………」」」」
マナリーサは立ち上がった。同時に4人が後ずさる。
「新たな客が来たわよぉ。セイラス、門番を頼むわね…」
「はっ」
セイラスの背中が小さくなる。やがて、闇に消えた。
「今日は久振りの血祭りね。人間の肉は美味しいかしら」
「食べないほうが身のためでございますよ」
「最近はマシなものを食べておりませんからね…。味覚が変わっているのでしょう」
「それとも、何もかも美味しく見えてしまう病かもですね。私たちは食べないでくださいよ」
「ふふふっ…。食べないわよ、あなたたちはね」
マナリーサは、不気味な笑みを浮かべる。すると、外から声がした。
「や、やめろ…っ。俺が悪かった…っ!!!」
____ドスッ。
「うわぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!!!」
____グサッ。
「セイラス、やってくれたわね……。あの子はえらいわぁ。さぁ、死体を運んで来て。今日は宴よ」
「「「はい、マナリーサ様」」」




