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プロローグ 俺はモブです

初投稿。拙いところばかりでしょうがよろしくお願いします。

俺は鈴木宗介。どこにでもいる普通の高校生!

高校で俺は出会っちまったんだ。

この世界の主人公に


俺は自分がモブであることに気づいている。

どんなに小さな世界でも自分の人生でさえも主人公なれないとしっている。


そりゃ昔は俺も自分のことを主人公だと思っていた。

戦隊ごっこもレッドをやりたがったし、敵をやるならラスボスを務めたかった。

自分はこの世界の主人公なんだと思っていた。

だけど、それは違うとなんとなく思っていた。

クラブのサッカーでゴールを決めてチームを優勝に導くのは俺じゃないし

休み時間の野球で逆転ホームランを打つのは俺じゃない。

俺がどれだけ勝ちたいと願っても実力以上の力はでない。ゾーンになんて入れない。


決定的だったのは5年生の時の演奏会の時だった。

その演奏会で同じ楽器だったミカちゃんと言う女の子がいた。

ミカちゃんは楽器がうまくてみんなから期待されていて、彼女も

「任せてよ!」

と得意気に答えていた

俺はただただそれを何も思わず眺めていた

だが彼女は演奏会当日急に無理だと言い出した。

どうやら本番が急に怖くなったらしい。

「ミカちゃん。大丈夫よ。あんなに練習してきたじゃない。」

「いや、怖いの。私じゃ無理!」

先生が慰めても嫌がるミカちゃんにみんなが呆れていた。俺ももちろんその一人だ。だが

「ミカ!何そんなに怖いんだ?」

これまた同じ楽器の幸太くんだけは呆れてなかった。

「だって、こんなに緊張して、もし失敗して、みんなで頑張ってきたことを私が台無しにしたら、、」

「大丈夫だ!楽器できない俺に教えてくれたのはお前じゃん!」

だが幸太くんはミカちゃんに教えてもらっていたからか

ミカちゃんに話し続けていた

「失敗しても誰もミカを責めねえって!だってミカは、みんなをここまで引っ張ってきてくれたリーダーなんだぜ?」

「だからこそだよ!ここで失敗したら、引っ張ってきた私のせい」

「なわけねーだろ。だったらミカの練習時間を奪った俺のせいでもある。」

「そんなこと、」

「ミカ。リーダーってのは責任感はいるかもしれない。けどな、責任を取る必要まではねえんだ。そういうのは俺みたいなメンタル強いやつに任せとけばいいんだよ。」

「幸太くん」

「それにな。成功させれば問題ねえんだ!大成功してミカがすごいってこと客に見せつけてやろうぜ!

なあ、みんな!」

幸太くんの発破にみんなも感化され

「いけるよミカちゃん!」「絶対成功させようね」などと

士気が高まりそのまま演奏会は大成功。ミカちゃんと幸太くんは付き合ったらしい。


幸太くんはきっとこのクラスという世界の主人公なんだなと思った。俺はこのクラスという世界で彼を引き立てるだけのモブ。


俺は世界の主人公でも、自分の人生の主人公でもない

そう自覚した時から俺はずっとモブだった。

でももう慣れた。モブと自覚した生活も普通に面白い。モブだってポジティブでいいのだ。



しかし高校一年生の夏休み、俺は、出会っちまった。

「大丈夫?」

この世界を守ってるこの世界の主人公ってやつに


キャラクター紹介

鈴木宗介

普通の高校生。自分のことをモブだと思っている。

ポジティブ

好きな食べ物 唐揚げ

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