第十五話
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「消えたのが携帯とマジックの二つになったな。犯人は何がしたいんだ?」
剛田くんが腕を組みながら、天井を仰いでうーんとうなった。
「僕、犯人がわかったかも。たぶん、盗んだ動機も。」
今までの一連の情報から、僕はなんとなく、そうじゃないかな、という人物が浮かんできた。
「え?薫、犯人がわかったのか?」
「たぶん、だけどな。」
「誰なんだ?知念さんか?清水さんか?」
「清水さんじゃないか?知念さんがそんなことするはずないもん。」
光と剛田くんは、深く座っていたはずのソファから身を乗り出して、僕に犯人とその理由を話すよう詰め寄ってくる。
「いや、まぁ…。ごめん。ここまで付き合ってもらって悪いんだけど、僕一人でその犯人さんから返してもらって来てもいいか?」
僕は、犯人が分かると同時に、一人で行かなければと思ったのだ。
「いいけど、じゃあ今から薫は犯人のところに乗り込むんだ?」
「それ、俺たちもこっそり着いて行っていいか?」
わくわくした二人から、有無を言わさない勢いで迫られてしまった僕は、しばらく考えた後、「あぁ、いいけど、『遠くで』見ていてくれ。」と念を押した。
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