譜面で走るバス
掲載日:2023/08/18
この物語に出会ってくれた方に感謝します
昭和の風情漂う街に
楽譜に描かれた譜面を頼りに走る
ボンネットバスがあります。
運転手は指揮者のような存在で
客席に向かってタクトを振ると
バスは音楽に合わせて走り出します。
バスの待合室には
見慣れた顔ぶれが集まっています。
一番奥にはふっくらホッペの
人懐っこい笑顔があります。
その人の笑顔はとても親しみやすく
心をほっこりとさせてくれます。
「今日は3時からだったね」と、
そのホッペの人に声をかけると
彼は微笑みながら頷きました。
バスは楽譜の音楽に合わせて
次々に停留所に到着し
乗客たちは歌や楽器を奏でながら
楽しい時間を過ごしています。
その一体感はまるで音楽会のようで
不思議ながらも心地よい空気が流れています。
このバスに乗ると
たくさんの思い出や夢がよみがえり
心が懐かしいぬくもりに包まれます。
ホッペの笑顔や音楽にのって
繰り広げられるささやかな時間は
日々の窮屈な仮想世界を抜け出し
本来の自分が映し出す
素の自分を観せてくれるのです♪
お読みいただきありがとうございました♪




