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キルライフ  作者: 沼郎
第2章 嘘を吐いた自己正義達
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第二章 35 ホワイトアウトにて我が足跡を踏む。

眠りながら書いたので誤字脱字あるかも


 部屋を出る前にギレオから声がかかる。


「まだ、時間も11時前なので一度風呂へ入って行かれてはどうでしょう?自覚がないなら言いますが相当疲れた顔をしていますよ」


 今回は昼に入るつもりなど毛頭なかったが言われてみればオールディと戦った後、戻ったとは言え連戦のステンレスとの闘い。体中が悲鳴を上げているのもわかる。事務所でもシャワーだけしか浴びていないからゆっくりと湯船にはつかりたいな。


「そう、しますかね。昨日は終日動いていたし、今日とて目まぐるしい午前だったから確かに疲労はたまっているかもしれないです。お気遣いありがとうございます、そうさせて頂きます」


「ええ、是非そうしてくだされ。ステラ、案内して貰えますか?」


「はい、アース。こちらへ」


 部屋の外で待機していたステラが風呂へ案内する。二人ともわかってはいるが初めて向かう感じにアースはワザとらしく屋敷の装飾品などを吟味する。そして突き当りを曲がり、人の目から外れるとステラは笑顔を崩す。


「あなたもこの屋敷を襲う犯人には見当がついてないんでしょう?呑気に風呂なんか入ってないで考察したり対策するべきじゃないの?それとも祖の神殺せる実力がある事に胡坐をかいているのかしら?」


「いや、風呂くらい入らせてくれよ」


「冗談よ。皮肉ってやつね」


「そいつは嫌味だよ。まあ少なくともギレオさんとミーナを殺せる実力がある者だな。ネムさんの実力はしらんが相当の強者が来る。お前を襲った女かもしれないけど。まあ考えられるとしてその女がテアの皮を文字通り被り騙して次の日に殺戮を行ったのではないかと考えている。」


「相手は一人って事?」


「ミーナが一対一で負けるほど弱くはない。あの晩襲わなかったのはやはり一人じゃ目的を達成できるほどの力がなかったからではないかな。まぁ未来を知らない時点でどうしようもないが数人で襲ってくると考えている。」


「今晩のうちにテアを囮にして叩くって作戦?」


「まだ敵の数がわからない夜のうちには手は出したくない。その女を殺した所で複数人いる場合今度は予測の出来ない攻撃を仕掛けてくるかもしれないし。やるなら本格的に襲ってくる朝だ。」


「そう。それで、風呂は案内しなくてもわかるわよね?」


「分かる。この階段を下りて目の前の部屋だろ?空間把握は任せろ」


「私はエントランスで待っているから上がったら真っ直ぐ来なさい。」


「オーケー30分くらい入浴してくる。」


「…」


 アースはそのまま脱衣場に入り、手早く体と頭を洗って湯船につかる。今回はアストレアやミーナと一緒に来ていないので先に入ることができた。この広い銭湯を俺だけが独占できる。勿論長居するつもりはないが。


 暫く風呂に浸かっていたのだが一向にギレオさんが来ない。少し仲良くなりたかったのだが…もしかすると前回俺の緊張を解す為に忙しい中来てくれたのかもしれないな。そんなギレオさんの事をボロを出させるためとはいえ『ギレオさんは悠長に風呂に入っていたのだから軽く案内くらい出来たのでは』なんて厭味ったらしいこといってしまったな…。


 だが、前回と比べてステラという味方が出来たのは幸いだ。彼女は信用できる。最初に言っていたミラへの心配を貫いた。俺と再会し俺に聞いた最初の言葉がミラの安否だった。その想いに偽りはないと確信している。…さてそろそろ上がるか、ステラもあまり待たせると折角上がった信用が落ちてしまうかもしれない。


 アースは最後にシャワーで体を流し、脱衣所にて新しく用意された服を着て風呂を出る。出口には女王が…いなかった。気配もしない。脱衣場前の椅子に触れてみるが温かみもない。


 なるほどな…信用に値すると見られているのはうれしいのだが、前回の信用出来るかを露骨に試していたのがわかるな。まあ正体不明の男を使うのだから少なくとも害がないことの証明は欲しかったのだろうがなんだか悲しくなってくる。あれほど信用されてるふうな行動や口ぶりだったのに演技だったとはな。仕方ないんだ…仕方ないんだよ。


 アースは一度ため息を吐いてエントランスへ向かった。ステラはメイド服ではなく私服に着替えて城下町にも居そうな格好をしている。それに比べ最初の服に気遣ったのか長袖長ズボンの真っ黒色。まあ個人的に気に入ってはいるが…少々目立つかもしれないな。


「ごめん、ステラ待った?」


「いいえ?宣言より2分ほど早いし文句はないわ。それに立ち続けることには慣れているの」


「そうか。ジョニーと会うのはいいが最初に一対一で少々話をさせて頂いてもいいかな?5分時間をくれればそれでいい。」


「いいわよ。突然私が行っても何が何だか分からなくなるでしょうし」


「じゃあ平和食堂までいくか」


 二人は微妙に距離を取って平和食堂から少し離れたところで観察する。ジョニーは体が大きいので平和食堂に入って行ったのがすぐに分かった。まず問題だった第一の関門が突破された。ステンレスとオールディが味方同士という可能性はかなり低くなった。


 アースはステラに「じゃあ5分後に」とだけ告げてジョニーの後をついていく。そして食券販売機の前に立つジョニーの肩に手を置き、声をかける。


「ようジョニー、昨日ぶりだな」


「…お、アースか。昨日ぶりだなァ。ちょうどいい、一人で寂しく食うのもなんだ、お前も腹ァ減ってんだろ?」


「いや、悪いが俺はもう食っちまった。ジョニーの姿を見つけたから一言挨拶しようと思ってな」


「そうだなァお前とは色々話がしてみたいと思ってたから丁度いいぜ。」


 二人は一番奥の席に座りジョニーは食券を店員さんに出す。アースが食券を出さないことに不思議な顔をするがすぐにテーブルから去る。


「なんだ、なんか少し位食えばいいのによォ?…んでお前はパーライドになんか用あったのか?」


「まあな。大した用だ。お前にも話しておきたくてな。」


 そうアースが告げるとジョニーの身体を触り、盗聴器を探す。「うぉ!?なにすんだよォ!」とジョニーは驚くがアースは無表情で「お前ちょっと泥が付いてるぞ?」とごまかし盗聴器を素早く見つけてジョニーに見せつけながら壊す。


「今俺が壊したのはオールディが仕掛けた盗聴器だ。亜人拉致組織について話が聞きたい。」


 その言葉を聞いた途端にジョニーの表情は一気に暗くなった。







そろそろ戦闘描写書かないと死にそう

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