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灰色の冒険者  作者: 水室二人
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召喚されて殺されるまでの1年間(表) その2

 

 食事会は、無事終了した。

 色々と、疑いすぎている気もするけど、まだ、相手お信じることは出来ない。

 美味い話には裏がある。今までの経験上、どうしても疑い深くなってしまう。

 もっとも、相手がこちらを丁寧にもてなしてくれているというのは感じる。

 夕食会の料理は、とても上質な物だった。ただ、美味しいものとは言いがたい。微妙に味付けに難がある。好みの問題もあるけど、物足りないと感じてしまった。

 ここでも、過去に来た異世界人の影響を強く感じられない。過去、日本人が来ていたなら、1年の間に何かやらかしているはずだ。今、ここで死ぬつもりは無いので、慎重に行動しないといけない。

 この食事会で、ほかの9人との自己紹介も済ませた。

 大学生が3人、高校生が3人、社会人が俺も含めて、2人。小学生が1人で、残りはニートと言い張っていた。

 どの子達も俺よりも年下で、斉藤 一樹と言うもう1人の社会人がリーダーの風格を持ち、みんなをまとめていた。ただ、俺はこの斉藤君とはどうも気が合わない。こちらを敵視している気もする。

 大学生と高校生組みは、それぞれ知り合い同士で、3人ずつのパーティを組んで、果て無き迷宮を冒険するといっている。そこに、斉藤君も混ざるみたいだ。

 残った小学生は、なぜか俺になついてしまった。名前は岩瀬 勇気11歳。女の子で勇気という珍しいかな?と言う名前の子だ。

 活発そうなお嬢様と言う見かけで、斉藤君は熱心に話しかけていた。

 何でも、両親がかなりのオタクで、幼少より色々とその手の教育をされていたらしい。本人もアニメやゲーム好きに育っているらしい。高校生たちが、女で勇気は珍しいとからかっていたが


「勇気が女の名前で、何が悪い!」


 と、言い返していた。それを聞いて、思わず笑ってしまったら、睨まれた。美少女に睨まれて、ちょっとひるんでしまったが、勇気と聞いて、思ったことを聞いてみた。


「ドリームボールは、投げないの?」

 

 それを聞くと、彼女は笑った。どうやら、彼女の親は某声優の大ファンで、娘が生まれたらつけたい名前候補の中から選ばれたのが、勇気だった。声優さんの名前ではないが、テーマソングを歌っていたから選ばれたらしい。

 もっとも、友達も誰からも、それを知らないらしく、不満だったらしく、知っていた俺のことを気に入ってしまったらしい。

 ただ、彼女は迷宮探索に有効な能力を持ってしまったらしく、騎士団の人一緒に果て無き迷宮に行く事になってしまった。

 俺は、まだ能力が不明と言う事で、しばらくは能力を検証する事にした。

 召喚したときは、俺たちに教えを乞うようなことを言っていたが、ほとんどの人が迷宮探索に行く事になっている。なんとなく感じていた不信感が、ますます深まっていた。  

 1週間に2回ぐらいのペースで更新する予定です。

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