何が起こってるんだ?!
遅くなりました。
ある日、ちょっとした頼み事をしにタローの所へ向かった。
……何コレ?
立て看板やプラカード(って言うんだよな?)が並んでいて、それには「許すな!」「断固拒否!」とか書いてある。
何事だろうか?
俺に相談してくれれば良いのに。出来る範囲でだけど、力になるんだがなぁ。
「いや、貴方の事ですよ?」
どうやら口に出していたようだ。
そしてタローよ、どういう事だい?
「ちょっと待っててください」
そう言ってタローはどこかに行った。
しばらくするとタローだけでなく、ジロー・サキ・トムさんまでやってきた。
久々に四天王揃い踏みじゃないか。
どうやら代表してトムさんが話すようだ。
「私達は福田くんの暴挙をもはや容認出来ない! よってボイコットする!!」
「はい?!」
「ストです! はーんたい! はーんたい!!」
「「「はーんたい! はーんたい!!」」」
どういう事?!
理解出来ないんだけど?!
「どうやら事態が飲み込めないようね」
「そりゃそうだよ! 突然すぎるし、意味が分からない!!」
「今までの行動を思い出したら判るでしょ!」
「……いや、全く判らない」
おい、ヒソヒソと「マジでか?」「本気だと思う?」「サイコパス?」とか言うな。
「では説明します!
まずタロー。何かとすぐに呼び出して恐怖の象徴のように使われてる! ヒドい!
本人は人間とも仲良くしたいのに、怖がられてばかりです!」
「だってドラゴンだし。皆怖いだろ」
「シャラップ!!
次はジロー。同じ恐怖の象徴のような存在なのに、放置!
寄ってきたかと思ったら、ツノくれとか、体目当て! 鬼畜!!」
「体目当てとか言うな! 人聞きが悪いわ!
ミミちゃんの装備の為だよ。怪我されたらイヤだろ? ジローも喜んで渡してくれたじゃないか」
「黙らっしゃい! 次にサキ!
何でサキには、小さな細かい嫌がらせをするの?!」
「だって昔嫌がらせされたから……」
「1回だけでしょ! しかも仕返し済み!
最後に私! 用事がある時ばかり呼び出すし!
護衛ばかりやらせるから、私まで恐怖の象徴みたいになってきたでしょ! モテなくなった!!」
「元々恐怖の象徴だってば。モテないのは俺のせいじゃ…………いや、何でもありません」
モテないってワードは危険のようだ。
凄い目で睨まれた。怖い。恐怖の象徴だわ。
「このような事から、もう福田くんに使われるのはイヤ。
改善するまでボイコットします!」
「いや、ボイコットって……。君達、死者の管理してるんでしょ?! 問題にならないか?!」
「それはちゃんとやってるから大丈夫」
「やってるのかよ!」
「だってやらないと新たな生命も生まれないし。それに神様に怒られるし」
「ホンネが出た!」
怒られるのがイヤだから、業務はやるのね。
それってボイコットにならないんじゃ……。
「理解出来た?」
「理解は出来たが納得は出来ない」
「そんな事だろうと思って、証言者を連れてきています」
「はい?」
「プライバシーの保護の為に、磨りガラスの向こう側で話してもらいます」
「ワイドショーかよ!」
最初の証言者が入ってきたようだ。
「福田さんは従魔をコキ使うニャ」
「…………お前、ヒヨだろ?」
「…………違いますニャ」
「いや、語尾に『ニャ』って付いてるし。磨りガラス越しでもシルエットは判るから。どう見てもネコだし」
「それニャ! ネコじゃないニャ! クロヒョウニャ!
しかもいつまでも子猫の姿で居ろって言ってるニャ! 人権侵害ニャ!」
「戻っても良いよ。その代わり、ミミちゃんの前には出るなよ。泣かれるぞ?」
「じゃあ子猫の姿で居るニャ」
「こら、ヒヨ! あっ、違う、証言者その1、裏切るのは止めなさいよ!」
ヒヨって呼んじゃったよ。確定じゃないか。
いや、判ってたけどさ。
「ちぃ! これくらいはまだ序の口よ! まだまだこれからよ!」
「おおっ、本当の四天王っぽい! 『あいつは四天王の中でも最弱。ふふふ……』みたいな!」
「もう! バカにして! 見てらっしゃい!
あっ、長くなるから、ジロー、福田くんに椅子と飲み物!」
……抗議だよな? 歓待じゃないよな?
続きなので、次話は早く投稿しようと思ってます。
い、一週間内には…。




