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懐かしい味

本日4話目です。飛ばし読みにご注意下さい。

「でな? その星が君達を見守ってあげるってさ」

「はぁ……。よく判りませんが、ありがとうございます?」

「いや、結構凄い事だぞ?」

「そうなんですか? どんなメリットがあるんです?」

「う~ん……そこに付いては、俺も詳しく知らないんだよ。

 多分だけど、敵対する者が勝手に自滅する程度じゃない?

 大陸が無くなるとか、それほどの規模の事は無いと思うよ?」

「「大事おおごとだよ!!」」


まぁそうなんだけどね。

ただ目に見えない部分だから、効果が判りにくいんだよね~。

ほら、サプリメントみたいな感じだよ。

飲んでても効果が判らない。でも止めたら判るみたいな。


「マジですか?」

「うん。ま、後は地震が起きても君達だけは無事とか。

 災害系には強いんじゃないかな? 自分の地表で起きる事象だし」

「軽く言ってますけど、無茶苦茶ですよ?」

「……そうだね。俺も言っててそう思ったわ。

 ま! 気にしないでよ! 知らない間に起きる事だから気づかないって!

 さて、能力の話に戻ろうか」

「流さないでくださいよ!」

「いやだって、君達と星は話せないんだよ? 知った所でどうにもならないだろ?

 そうそう、見守ってくれてるからって、調子に乗らないでね」

「……乗りませんけど、理由を聞きたいです」

「え~、判るだろ? 過保護の親じゃないんだから、調子に乗れば見捨てられると思うぞ。

 見捨てられた事も知らずに、敵を作って回ってたら……後は判るでしょ」


さすがにこれには納得してくれた。

見捨てられるのは恐怖だ。

サプリメントを止めた途端に、重い病気になるようなものだからな。


「星の話はもう良いだろ。後はタクヤ君の能力の話をしようぜ!」

「つまらない話を切り替えるような言い方!」

「で、どうしたい?」

「スルーされた!」

「いや、君の能力なんだけどさ。今、良いのを閃きました!」


星で思い出したんだよね。

そう! この星には精霊が居るのだ!

それを利用しない手は無い!

ついでに言えば、見てみたい!


「何を閃いたんですか?」

「この世界の魔法はさ、精霊が必要でしょ?」

「そう聞いてます」

「まぁリョウ君達は違うけどね。

 だから、精霊に好かれるようにしてもらおう!」

「はぁ?!」

「ほら、気に入ってもらえると魔法のレベルが上がるってこの資料にも書いてあるもん!

 好かれれば、上がりやすくなるんじゃないかな!」

「そうなんですかね?」

「うん! 多分! きっと! 絶対! おそらく!」

「どっちですか!」

「嫌われるより良いじゃないか!」

「そうですけど……」

「だろ? これで終了! 万事解決!」

「ええ~……」


誰か神様に言えば出来るだろ。

うん、上手く纏めたんじゃないかな?

安心したらお腹が減ってきた。飯にしようぜ。


「はい、難しい話は終わり!

 飯食って、城に行って、全て終了です!」

「ちょ、ちょっと! 城に行くって何ですか?! 初めて聞きましたけど!」

「王には話が通ってるって言ったじゃん。

 顔見せしに行くのは当然でしょ?」

「それでもいきなり過ぎますよ!」

「そう? でも俺が居る時に行った方が安心じゃない?

 それとも君達だけで行く? 俺はどっちでも良いけどさ」


そう言いながら飯の準備を進める。

さっきのコーヒーで判ったんだけど、日本の物が恋しそうなのでラーメンにしてみた。

タクヤ君、ちょっと泣いてるじゃないか……見なかった事にしてあげよう。


「おい、こういう知識チートは許されるのか」

「ラーメンくらい、いくらでも作りなさい……。食べたい時に食べなさい。神はお許しになります……」

「宗教家みたいに言うんじゃねぇよ」


ラーメンで知識チートなんて可愛い事よ。

ヒヨが話してた事の方が、よっぽどだから。

作り方も教えた方が良いかな?


二人が2杯食べた所で、食事は終了。


「じゃあ、城に行くから馬車に乗ってね」

「は、はい」

「本当に城に行くんだろうな?」

「当たり前だよ。他に何処に行くんだよ」

「あの神の所とか、奴隷商とか」

「うわ、まだ疑ってるのか。

 もし神の前に行くとしたら、仏様の前だろうね。日本の神様だしさ。

 奴隷商に行く? あぁ、君達を売りに? 俺はね、この世界の人間じゃないの。

 この世界のお金なんか持ってても意味無いよ。

 それにぶっちゃけお金が欲しかったらギャンブルするわ。強運だから1等とかバンバン当たるし」

「そもそも、その強運ってのも信用してないんだよ!」

「あ~、なるほどね。

 なら移動中は俺と何でも良いから勝負しようか。

 俺が1回でも負けたら……そうだなぁ、君達の欲しい能力をチートレベルで付けてあげる」

「それが出来るかも疑わしい」

「じゃあ今簡単なのを一つつけてあげよう」


閻魔様にでも頼んでみるか。

早速電話をしてみる。


「一番低いレベルで良いので、持ってない能力を一つ付けてあげてください」

『突然何だ?!』

「信用されるのに必要なのです」

『だが、現状でもチートな能力が付いてるのに、また付けるのか?』

「あ~あ、苦労してるなぁ。誰のせいでここに居るのかなぁ。もう帰ろうかなぁ……」

『ええぃ! 判った! 待ってろ!』

「サンキューです」

『……付けたからな! ここまでやってるんだから、ちゃんと円満に解決しろよ!』

「はいはい、万事解決させて帰りますよ」


物分りの良い閻魔様で良かった。

あっ、脅してないからね? さっきのは独り言だから!

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