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選抜

翌日。


皆に武闘会へ参加する事を説明。

兄弟喧嘩の話と繋がらないので困惑していたが、双方のトップがその兄弟って事にしておいたので納得してもらった。


アサイさんはず~っと反対してた。

大将にするからと言って、なんとか承諾してもらったが。

3勝すれば良いんだから、大将の出番無しの予定。

相手の情報が無いので大将戦まで行く可能性もあるけど、それは黙っていよう。うん。


順番は、、、

先鋒:カンダさん

次鋒:ナグラさん

中堅:キジマさん

副将:コタニさん

大将:アサイさん


あっちの世界の魔法はこちらより劣っているって話なので、コタニさんも勝てると思うが副将で。

まぁ、力押しな采配だ。

一応決めておいたけど、勇者の出る所にナグラさんを当てたいと思っている。

もし勇者がバラけた場合は、片方はアサイさんに担当してもらおう。


「あっ、そう言えば、何で俺や従魔はダメなんだ?」

「使徒とか神に関連するものは出場出来ないからよ。

 ……そう! 出られないのよ! だから私も出られない!

 あ~、残念だなぁ~、出たかったのになぁ~。私も活躍したかったな~」

「そういう事なのね。

 あっ、アサイさん、大丈夫だよ。『混沌』を使って、普通の人にしてあげるから出られるよ」

「それを使われたら、一般人になっちゃうから!

 確かに出られるようにはなるけど、勝てないから! 死んじゃうから!!」

「心配するなよ! 友情と努力でアレして、勝利を掴むから!」

「そんな少年誌みたいな事になる訳無いでしょ!! アレって何?!

 友情と努力で勝利出来るなら、高校野球とか全チーム優勝になるわ!」

「じゃあ、ヤバくなったら眠っていた力が覚醒して大逆転勝利?」

「ネタが古い!」

「え~。じゃあ、ショボいと思われてる能力を上手く使って勝利?」

「ラノベか?! ラノベの主人公か?!」

「ラノベなら、ショボいと思われてる能力がチートだろ?」

「チートの時点でショボくないから!」

「そりゃそうか。

 じゃあ、チートを貰って、異世界の貴族をボコボコに?」

「うわぁ、よくありそうな話…………って何の話よ?!」

「いや、何で必ずと言って良いほど、嫌な貴族が出て来るんだろうと思ってね」

「判り易い敵だからでしょ? 権力者に立ち向かうってのもかっこよいからじゃない?」

「でもそんな貴族って、普通はその国が排除するだろ?」

「重要なポストについてるからとか、侯爵クラスだからとか、バレないようにやってるからとか。

 作者が苦労して排除されない理由を作ってるじゃない」

「あぁ、確かに」

「それに、良い貴族ばかりだと話が面白くないんじゃないの?

 特に本になるようなのは、テンプレだとしてもそういうのが出ないと売れないかもよ?

 編集者からの指示もあるんじゃないの?」

「なるほど。判り易い敵って重要だもんな。

 そう言えば、孤児院もよく出てくるよな」

「判り易い善行になるからでしょ?

 孤児院に大金を寄付とか子供を助けるとか、誰が見ても善行よね」

「確かに。教えてくれてありがとう」

「いえいえ。

 …………話を逸して誤魔化すなーっ!!

 私は出ないからね!! というか出られないからね!!」


ちっ! 誤魔化されなかったか。

そうなると後一人必要だなぁ。

やっぱり吉田君とか呼ぶか?

いや、今までの話で他の世界の人はNGだろ。

って事は、この世界の人間か~。


あっ、そうだ!

戦いが好きな人が居るじゃないか!

変態の国、コルラド国のトップにさ!

あの人を誘おう。きっと乗ってくるはずだ。




って事で、コルラド国に来たんだが……。

モリタ君から「えっ? 福田さんの島に行ってますけど?」と言われた。

あれ~? そんな連絡は来てないなぁ。

何か有って、王達が集まっているのだろうか?

行ってみないとな。




って、おい! リゾートかよ!

全員でくつろいでるんじゃないよ!

いや、まぁ、いいわ。平和な証拠だと思おう。


「ちょっと話があるので、来てくれますか?」

「うん? 今からビーチバレーをするから後でも良いか?」

「ビーチバレーより大事な話だよ!」

「なら今ココで話せば良いだろ。聞かれても困らんし」

「ん~、まぁいいか。今度武闘会があるから出ないか?」

「ほう!! 勿論参加しよう!!」

「誘っておいてアレだけど、内容も聞かずに決めて良いのか?」

「うむ! 問題無い!」

「そ、そうか……」

「面白そうな話をしておるのぉ、福田君よ」

「げっ、ジジイ!」

「それにワシの孫も出してくれんかの?」

「アイ姫をか? 良いのか?」

「かまわん。と言うか、後で知られる方が面倒じゃ」

「ま、まぁ良いけどさ」


気づけば、各国の王が全員俺の所に来ている。

……何故、皆挙手してるのかな? あっ、セキハイムの王だけは挙げて無かったわ。

嫌な予感しかしないが、とりあえず一人づつ指名してみようか。


「ニーベル王、何ですか?」

「それに、うちのムカイを出しても良いだろ?」

「……ノートルダムは?」

「ホウズキを出したい。魔法では負けないぞ!」

「……グランザム」

「セタかソカベを出したい」

「? えっと、誰?」

「福田君を宿まで迎えに来た騎士だよ。覚えてないかね?」


……全然記憶にありません。

そんな人達居たかな?

しかし、身内で参加するつもりだったのに、ミノ大陸選抜チームになってしまった……。

懐かしい人が沢山。

自分の書いた「登場人物まとめ」を見返して書きました。


次話は来週の土曜日に投稿予定です。

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