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片想い  作者:
片想い
25/30

13.光side

「おはよ!光」

「おはよう、颯斗」


クリスマスも過ぎ、私と佐々木は名前で呼び合うようになった。


変わったのはそれだけじゃない。


「っん…はぁ……」

「光…愛してる」

「あぁ…っは、あん……」


あのクリスマスの夜、私たちは一線を越えた。

それからはこうして頻繁に肌を合わせている。

行為の最中、日向の顔が浮かんで胸が痛むけど、やめられない。

誰かのぬくもりを感じていないと死んでしまうとでもいうように、私は颯斗を求めた。


「私も、愛してる…」


そう言った瞬間、私の頭に浮かんでいたのは、やっぱり颯斗ではなく、日向だった…



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