level7 ボクっ子姫と舞踏会
とっても大きな大広間。
ここが舞踏会の会場なんだって。
「姫さま、とってもお綺麗です・・・ここの誰より素敵です・・・」
マルチちゃん、それは言い過ぎなんじゃ。周りには美人なひといっぱいいるし、それに元男だよ?あ、現実は男だった・・・
「マルチちゃん~姫さまは姫さまなんだから当たり前ですよ~」
ソナタさん、いつも根拠ないよね?
「姫さま、この舞踏会にはたくさんの方が来られます。まだ言ってなかったですが大魔王の刺客が紛れ込んでるかもしれませんのでお気をつけ下さい。」
メルヴィルさまー、そういうのは早く言ってー!!
「刺客って、ボク狙われてるの!?」
「ええ、先程も言いましたけど大魔王は姫さまが外の世界から来たことを知ってます。自分を倒しにくることも・・・ですから亡き者にしようとしているはず。」
「そっかあ、気をつけなきゃね。」
「でもお城の警備も万全だと思いますので大丈夫です。」
「そうだよね、うん。大丈夫だよ!」
舞踏会が始まるまで2階席から下を見ていた。
「ふふふ、下賤の者共め・・・このボクの前に膝まつくがよい!!あーっはっは!!!」
「ソナタさん・・・なんでボクの言い方みたいにとんでもないこと言ってるの?」
「あ、いえ~姫さまがこう思ってるかな~って代弁してみました~」
「いや、思ってないし!思ってないよ・・・思ってないんじゃないかな?」
ジーッ・・・
ボクは三人からジト目で見られた!
「思ってません、スミマセン」
あ、メルヴィルさまに聞いておかなきゃ・・・
「メルヴィルさま、あの・・・ボク以外にこの世界に入ってきたひとっていないんですか?」
「姫さま以外にですか?うーん、私にはわかりませんがもしいたなら姫さまのお仲間の役か奴隷の役・・・もしくは大魔王・・・」
「大魔王の役!?」
「はい、残念ながら・・・大魔王にはまだこの時点で名前がわからないんです。だから外から来た人間になら誰にでも可能性はあります。でもその中で一番巧妙で悪巧みの知恵のある人間が選ばれます。」
巧妙で悪巧みの知恵のある人間・・・やっぱりアリアちゃんかも・・・
「大魔王なら暫くは会えないのかな・・・」
「姫さま・・・人には繋がりというのがございます、姫さまとその方が固い絆で結ばれているのであればすぐにでもお会い出来ると思いますよ。」
「そうだよね、ボク信じるよ。メルヴィルさまを、アリアちゃんとの強い絆を・・・