level 65 ボクっ子姫と真実
今日は2話連続投稿です。
半日かかってようやくセントフォレスト国、フォレスト城に到着した。
「やっと着いたよ、くたびれたぁ・・・」
「姫様、まだ着いてきてますよ、アレ・・・」
ボクらの後ろにはチラチラと着けてきていたクリアンさんが視界に入る。
「ほっとこ、それより早く王様に会って協力して貰おうよ。」
「はい・・・では私が聞いて参りますから姫様達はここでお待ちください・・・」
マルチちゃんは城に向かって衛兵に声をかけた、会ってくれるといいけどなあ・・・
「ま~ま、おこってる?」
エールがボクのスカートを引っ張りながら伺う様な顔でこっちを見上げている。
「ううん、怒ってないよ?どうしてそう思うの?」
「だって・・・こわいかおしてるよ?」
クリアンさんの件でずっとそんな顔してた?エールに心配かけちゃったかな・・・
「許してやったら?反省してるんだろうし、翼も後悔してるだろ?」
「翼が怒ってるとこ久し振りに見たわよ、小学校の時にのどかに怒って以来だよね・・・あのときも暫く口を聞かなかったっけ?」
チャラ君とアリアちゃんが倒れそうなクリアンさんを見ながらボクに問いかける。
「うん、まあ・・・そうだっけ?エールを危ない目に合わせたから・・・あの人許せないよ。」
「エールならだいじょうぶだから、あのおねえちゃんゆるしてあげて?」
そう言ってくれたエール、しゃがんで頭を撫でてあげる。
「・・・わかった、いいこだね、エールは・・・」
「えへへ♪」
立ち上がって哀しみでもう潰れかけてたクリアンさんを呼ぶとあっという間にこっちに近づいてきた。
「は、はいっ?姫様!なんぞありまっか!?」
「なんぞ?まあ、今回はエールに免じて許してあげるけど二度はないからね?」
「勿論です!ホンマスンマセンでしたあっっ!!」
地面にガンガン頭をぶつけて土下座するクリアンさん、額から血が出てるよ?
「けけっ、でも姫様はホンマ、メルヴィル様にそっくりやなあ・・怒ると怖いわ・・あっ!」
しまったといった顔をした、メルヴィル様?
「どういうこと?メルヴィル様に似てるって・・?」
「あ!あっ!何でもないですわ!」
「クリアン・・・?」
「ひっ!?あ、あ、あの・・秘密なんですけどな、メルヴィル様は・・・ツバサ様のお母様、お妃様だってソナタちゃんに聞いとったんで・・・」
「メルヴィル様が・・?」
「翼の・・ツバサ姫のママだったの?」
口を滑らしたクリアンは罰が悪そうな顔をしていた、ボクとアリアちゃんは驚いている・・・何故か隣でチャラ君も驚いている。
「ああ!ほら、マルチが戻って来ましたで?お城に入りましょ?な?」
メルヴィル様が・・・ボクのママだったんだ、知らなかった・・・




