level 62 ボクっ子姫とオーガの群れ
道標をずっと行くと・・川に出た、確かもう首都に着いてもいいはずなんだけどなあ・・・
「ねえ、やっぱり引き返した方がいいんじゃない?」
「でも標識は合ってたわよ?この川を越えればあるわよ。」
「地図とかは・・・ないですね、ジョッキーさん。・・・役立たず・・・」
「なっ!なんで俺が怒られるんだよ!?」
「兎に角皆様、先に行ってみましょう。何かしら見つかるかもしれないですよ?」
「 「 「はいっ!!ブルー様!!」」」
あ~あ、まただよ・・・何で3人がブルーの言うことを聞くかっていうのが分かったんだけど雄のドラゴンには人間の牝・・女の子を虜にするフェロモン?ってのが出てるんだって、一ヶ月もすれば慣れるらしいけど。害もないらしいし・・・
でもなんで同じドラゴンのエールまで効いてるんだろ?それにボクは?やっぱりホントの女の子じゃないからなのかな?
奥まで進んできたみたい・・・最早道も無くなったよ・・・
「ほら~!!やっぱり!戻ろうよお!!」
「ま~ま、まいごなの?」
「おかしいなあ・・・あの標識間違えだったのかな?戻りましょうか?」
もと来た道を戻ろうとすると動物の叫び声がする・・・
「うわっ!?なんだなんだ!?」
チャラくんがドキドキしながら当たりを見回すと少し離れた所に鬼がいる!
「あれは・・・オーガですね・・・一匹、二匹、三匹・・・イッパイいます・・」
三つ以上数えられない何処かの種族か!?
という久し振りの脳内ツッコミを終えてそっちを見ると確かに鬼・・・オーガとかトロールとか言うんだっけ?たくさんいる!!
「戦うしかないかな?オラわくわくわくしてきたぞ!!」
アリアちゃん、ひとつ多いよ!?
今日はツッコミが冴えてるなあ・・・勝てるかも!!
「・・・」




