level 56 ボクっ子姫と青竜
あけましておめでとうございます、今年も宜しくお願いします。
「青き竜さん、初めまして。ボクはドラグーン城の皇女、ツバサと言います。」
青き竜さんはいきなり入ってきた侵入者に対して怒らず静かに聞いてくれた。
「今我が国は大魔王の侵略にあっています。正確にはこの国、カツヤードの侵略ですが裏に魔王軍が絡んでいてこのままだとドラグーンが滅びてしまいます。」
「・・・我には関係のない話ではないか?人間が何をしようと滅びようが構わんぞ?」
青き竜は大きな口の口角を上げる、確かに関係のない話だけど・・・
「でも・・・ボクはみんなを助けたいんです!お願いします!力を貸してください!!うわぁぁん!!」
ボクはどこかの県会議員張りに泣き崩れた・・真似をした。
「う・・わ、わかったから顔を上げろ、煩くてたまらんわ。」
「あ、ありがとうございます・・ぐすっ・・」
「だが・・・我がここから動くには光の精霊の力がいる・・力が足らないのだ・・我が王、キングドラゴン様がお隠れになってからな・・」
キングドラゴン・・レッドちゃんのとこでも聞いたような・・・
「はい、わかりました!で、光の精霊様は何処に?」
青き竜さんは頚で
横穴を指した、真っ暗で先が見えなかった・・・
「しかしそなたが正しい心の持ち主でなければ光の精霊は現れぬ、嘘泣きとかしてもダメだぞ?」
「あ・・ご、ごめんなさい・・すみませんでした!」
ボクはペッコリお辞儀した!
「まあ正直に謝ればよい、では行ってこい・・」
光の精霊様・・・
ボクに会えるのかな・・?




