表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボクっ子姫と竜の国  作者: あさたろ
第4章ボクっ子姫とゲーム世界の戦争
51/67

level 51 ボクっ子姫と衝突




カツヤード城の大広間、謁見の間。今ボクらは城のいつの間にか何十人もの衛兵達に囲まれていた・・・


「その者共を捕らえよ!」


この国の大臣らしき人が命令を降す、それに動じる衛兵達。


ボクらは真ん中に追い詰められる、剣を構えるアリアちゃん達、このままだと本当に戦争になっちゃう・・・

怖くてボクに抱きつくエール、なんとかしなきゃ・・


「王様!話を聞いてください!!」


さっきの騒動で疲れたのか玉座に座っていた王様がいぶかしげ(※怪しいと思っていること)にこっちを見る。


「なんだ?何か言いたいのか?申してみよ?」


ボクは意を決して王様に物を申す。手には汗、それを握り潰す。


「先程の事は私達が行った訳ではありません。大魔王直属の魔導師、ショコラと

暗殺者マカロンの仕業です。信じて下さい!!」


王様は聞こえたはずなのに答えない、まるで無視をしているかの様だ。


まだ操られているの・・?


「何をしている!さっさと引っ捕らえろ!!」


大臣の激が飛ぶ、たじろいでいた衛兵達が再びボクらを取り囲む・・・


「マルチちゃん、お願い。」


マルチちゃんは頷くと闇魔法を唱えた、ボクらは衛兵達の前から忽然こつぜんと姿を消した。





「ふう・・・これからどうしましょう、姫さま・・」


マルチちゃんがボクに聞く、闇魔法で城の外に出た。


「・・・とにかく王様が操られているか操られてないかは分からないけどドラグーン国と戦争をしようとしてるのは確かだよね、ミンミ女史、レッドちゃんと一緒に城に伝えにいってほしいんだ。」


ミンミ女史は少し驚き真剣な面持ちでこっちを見る。


「宜しいのですか?ウチ達が伝令で、姫さま達は?」


珍しくどもらなかったミンミ女史に答える。


「うん、ボク達は大丈夫。

ドラグーン国を頼むよ。」


決意した女史は頷き何も言わずにレッドちゃんと城へと飛んでいった。



戦争が始まる・・・

ゲーム内の小さくて、それでいて大きな戦争が・・・





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ