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ボクっ子姫と竜の国  作者: あさたろ
第2章 ボクっ子姫とゲームの日常
28/67

level28 ボクっ子姫と対策会議(本人蚊帳の外)



「なるほど~、このコがあのドラゴンな訳ですね~?カワイイ~」


「なんで人間の姿になったんだろ?」


「・・・敵の臭いがする・・・」




ソナタさん、アリアちゃん、マルチちゃんにも来てもらいメルヴィルさんとドラゴンと六人?で会議することになった。


ちなみにドラゴンは今はおんなのこバージョンだ。


「では・・・司会進行はマルチがさせて頂きます。」


大丈夫かなあ?マルチちゃん、あんまりよく思ってないみたいだけど・・・


「では城内でアンケートを取った結果ドラゴンを置くのは危険というのが70%、いいんじゃね~?が35%、姫さまを取られるからが5%、出番がなくなるからイヤ、が10%でした。・・・」



個人的意見が多いような・・・



「で、でもさ。女の子だったら問題ないよね!?」



ドラゴン娘(仮)はテーブルの上のコップを珍しそうにじっと見ている。


「ずっとこのままなら問題ないですけどいつドラゴンに変わるかわからないですからね・・・」


「訓練!訓練すればいいんだよ!教えてあげれば?ボクとアリアちゃんで教えるからさ!」



「えっ?あたし!?ま、まあ翼がそういうならいいけどさ・・・」



「でもドラゴンが人に変化した例は今まで聞いたことないですね~、それにこのコ姫さまに似てる気がします~」


「えっ?ボ、ボクに!?」



ソナタさんに言われ全員の視線がドラゴン娘に集まる。



「そう言われると・・・」

「そんな気も~」

「しますわね?」




「浮気ものおぉぉぉぉぉ!!!」


「げふぁぁ!?」



ボクはアリアちゃんに5メートルほどぶっ飛ばされた!



「ご、誤解だってば!10年前にボクがいるわけないでしょ!?」


「あ、それもそうか・・・テへっ♪」


テへっで誤魔化さないでよ・・・



「ではとりあえず様子をみましょうか、このコがどういう育ちかたをするかパパとママの教育の仕方ですね。フフっ」


メルヴィルさまは微笑んだけど・・・


パパとママ?



「あたしがママね、翼がパ、パ・・・きゃぁぁぁぁ♪」



「意義あり・・・!わたしも手伝います、それは絶対許しません・・・」


「なんでよ!?ふつうそうじゃない

!?なんか文句あるの?」


「そのペアは認めないと言ってるんです・・・」


「アリアちゃん!マルチちゃんも止めてよ!それよりさ、名前をこのコの考えようよ。いつまでもドラゴンとか言うのも可愛そうだし?」


「あ、うん・・・」


「すみません・・・」



よし、上手く話題がえできた。




「名前ですか・・・ピーちゃん?」


ヒヨコみたいだなあ・・・


「ドラみ~」


ソナタさん、それはダメ。


「ローランド・フィリップ三世」


誰!?そして何故三世?


「ツバリア♪翼とぉ~アリアの子供だからぁ~♪」


重いから、アリアちゃん。マルチちゃんも睨んでるし。




「翼は?なにかないの?」


「う~ん・・・エール」


「エール?」


「うん、エールって声援とかビールの名前とかって意味があるんだけどラテン語で翼って意味があるんだって」


「へー、知らなかった。」


「「「ラテンゴ?」」」



あ、この国の人は知らないんだ・・・


「でもいいと思いますよ?子供の名前は親が付けたのがいいですよ。」


親かあ、ボクがこのコの親・・・



でも本人は退屈したみたいでボクのひざの上で寝てた。


かわいいなあ♪






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