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ボクっ子姫と竜の国  作者: あさたろ
第2章 ボクっ子姫とゲームの日常
22/67

level22 ボクっ子姫とお勉強


スケルトンに襲われた次の日、まだアリアちゃんに攻められ続けるボク・・・



「だいたいさ~、ナンパにピョコピョコ着いてく?」


「だってさ・・・悪い人達じゃなかったし」


「悪い人達じゃなければ着いてくの!?なにされるかわかんないでしょ?」


「なにされるの?モンスター退治って言ってたよ?」


「そんなわけないでしょ!?下心(したごころ)があるに決まってんじゃん!」


「下心って?」



「うっ・・・下心は・・・下心よ。」


「まあまあまあ、二人ともそれくらいで。そうね、姫さまにはもう少しお勉強してもらわないと。色々とね」


「メルヴィルさま、お勉強・・・ですか?」


「そうよ、この世界の事とか女の子のこととかね。」


なんか大変そう・・・




「ではまずこの世界について学びたいと思います。 この国はドラグーン国と言います、主な街に先日姫さまがナンパにあった城下町」



もう引きずらないでー!



「そして北のゴックーン街、東のトートパックがあります。」


「街以外には何があるんですか?」


「ダンジョンがありますね、南にノッポサンっていう塔と西にゴンタクンという洞窟が。」



どこかで聞いたような?



「そして隣国カツヤード、トーン王子の国ですね。この二つの国はまだ近いので交流がありますがあと三つの国は国交が途絶えております。」


「あとの三つには行けないの?」


「カツヤードはホームラン国と国交があるので港町カルディナから行けますがここからだと・・・」


「どうしたんですか?」


「あ、いえ。ドラゴンに乗って行くしかないですね。」


「ドラゴン!?竜がいるの?この国に?」


「昔はたくさんいたんですが今確認されているのは赤い竜、青き竜、緑の竜、黒い竜の四匹だけだと聞いています。」


「ふ~ん、会ってみたいなあ。」


「・・・ドラゴン族は大魔王やモンスターなどと連合を組んでいない単体なんです、でも人間も毛嫌いしています。」


「毛嫌い?でも昔は乗れたってことでしょ?メルヴィルさまの言い方だと・・・」


「そうです・・・昔は竜族とともに戦っていました。でもある時竜族の王キングドラゴンが姿を隠されたのです、理由はわかりませんがそれ以来竜族も消え今ではその四匹だけとなってるそうです」


「仲良くなれるといいけどね。」


「それは私達もそう思っています、大魔王を倒す事ができれば竜族も帰ってくると・・・」


「大魔王はどこにいるの?トンカツ王子が行ってるんでしょ?」


「大魔王は高い山々に囲まれた頂上にいて、グルジア大国にあります。」



「そっかあ・・・」


「でもまもなくトーン王子が凱旋なさると思います。そうすれば姫さまも帰ることができますよ。」


「でもなんか流されてて忘れてたんだけどボクが大魔王を倒すんじゃなかったっけ?」



「そうなんですよね~、私も忘れてたんですけど、まあ結果がよければいいかなあって」


いい加減ですよ、メルヴィルさま!



「まあ取り合えず待ってから考えましょ。次に女の子のことのお勉強ですね♪」


ホントにやるんだ・・・それの方が大変そう・・・




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