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ボクっ子姫と竜の国  作者: あさたろ
第1章 ボクっ子姫とゲームの世界
16/67

level16 ボクっ子姫とメルヴィルの日



とりあえずマルチちゃんとアリアちゃんの仲直りは済んだからもういいと思うんだけど、どうしてもメルヴィルさまがボクとデートしたいっていうから今日はメルヴィルさまの日です。



恒例となりましたプロフィールは・・・



メルヴィル 魔法師長

年齢、不詳 誕生日 4月2日 身長167㎝ってボクより大きいんだ、ボクが男の時は165㎝だったから・・・

体重 秘密 スリーサイズ 教えて頂けませんでした。血液型 A型 ボクと一緒だ。

学歴 これまたナイショ


ほとんどわかんないじゃん!!


性格は温厚で真面目、趣味は人間観察・・・

なんか細かそう・・・



よくわかんないので城下町の公園に来てみました。



え?なに?


ボクのプロフィールも教えろ?


仕方ないなあ・・・読者さまは神様だっていうしね。



笠原翼 現在ドラグーン国 姫

年齢、14歳 誕生日 12月25日

身長 今は148㎝ 体重42㎏

スリーサイズ 78 56 80 血液型 A型

学歴はアリアちゃんと一緒で私立の中学校。あ、一応学年トップです。

運動は・・・全然ダメ。

性格は優柔不断、こうだって言われたら逆らえないタイプ。パシリとかやらされそう、幼馴染みのアリアちゃんとお付き合いしてます。

趣味は読書、マンガをよく読むよ。



って、このプロフ。誰得!?




「私は得しましたよ?」


「メルヴィルさま!また心読んだの!?」



「ええ、楽しそうだったんで。」



楽しくないよ!




「そうなんですか、アリアさまとマルチは双方とも納得したのですね。


「はい、一応・・・メルヴィルさまはマルチちゃんのことは知ってたんですよね?」


「・・・私はマルチの家、オイシーズ家とは懇意にさせて頂いてました。ですからあの事件があった時は私も暫く何も手付かずでマルチを構ってやれなくて可哀想なことをしたと思ってます。でも彼女は一人で立ち直ることができました。いえ、姫さまのお陰かもしれないですね。」


「でも、それはボクじゃなくて本当のこの国の姫さまじゃ・・・」


「・・・姫さま、もう少しお付き合い頂けますか?」


「え?あ、はい・・・」






メルヴィルさまに連れて来られたのはお城のメルヴィルさまの寝室だった。


「姫さま、これを御覧ください。」


見せられたのは肖像画だった。え?


「そう、姫さまは昔の姫さまそっくりなんです。確かにこの世界はあなたがたの言うゲームの世界かも知れないですけど似ているところもあります。

姫さまの世界ではお母様が亡くなられていますよね?姫さまが生まれて間もなく・・・」


「はい・・・ボクはママ・・・お母さんの顔を覚えてません。写真も残ってなかったし・・・だから余計にパパには甘やかされて育てられました、ちょうど王さまみたいな感じです。」



メルヴィルさまは優しく微笑んだ。



「私は・・・娘を失いました。どうして代わりに私が死ななかったんだろうと幾度も悔やみました。でも娘の分も生きなければいけないことに気がついたんです。姫さまは私の娘の生まれ変わりかもしれないですね・・・」


ボクを抱き締めてくれるメルヴィルさま、ママもこんな感じだったのかな・・・





「大魔王討伐隊は昨日出発したそうです。隣国のトーン王子が参加してくれたので1ヶ月後には吉報が得られるでしょう。」


「トンカツ王子が?」


「姫さまを余程お気に召した御様子でしたよ。ふふ・・・」


え~、でも顔は小林だしなあ・・・


「あ、それからアリアさまに聞きましたよ、みんなでお風呂。」


「えっ!?ダ、ダメですよ?」


「まあまあまあ、いいじゃないですか?今は女の子同士なんだし、楽しみですね?娘とお風呂♪」



そんなこと言われたら断れませんよ、メルヴィルさま~!!




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