表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボクっ子姫と竜の国  作者: あさたろ
第1章 ボクっ子姫とゲームの世界
15/67

level15 ボクっ子姫とアリアの日



次の日、アイリスの花を持ってアリアちゃんに逢いに行った。



アリアちゃんは客室で寝ていた。


寝顔を見るのは何年ぶりだろ・・・


アリアちゃんのプロフィールはあんまりボクには必要ないけど一応用意しておきました。



志水アリア 現在戦士

年齢14歳、誕生日 6月10日 身長 156㎝ 体重 秘密

スリーサイズ 80 56 82 血液型B型

お父さんがアメリカ人 お母さんが日本人のハーフで実は金髪碧眼です。

学校はボクと一緒で私立の中学校で頭いいとこなんだけど本人は残念・・・性格は明るくて活発、スポーツ万能なんだけど部活はしてない。各部から引く手あまたなんだけどどうしてやってないかというと・・・


「ん・・・あれ?翼?」


「あ、おはよう。アリアちゃん。」


「むにゅう~」



アリアちゃんはボクに抱きついた!




「ア、アリアちゃん、くっつかないで・・・恥ずかしいよ。」


「いいじゃん、いいじゃん♪二人っきりなんだしぃ~」


「う~、でも恥ずかしいって・・・」


「ちぇっ、照れ屋さんだね。」



アリアちゃんは枕を抱き抱えベットの上に座った。



「ところでさ、マルチちゃんのことなんだけど・・・」


「断る!!」


「即答!?」


「まあ、冗談だけど、向こうもいい返事しなかったんでしょ?」


「うん、まあね。でも理解はしてもらったよ。」




ボクはマルチちゃんの事情をアリアちゃんに説明した。




「大魔王を憎んでるのはわかったけどなんでさー、あたしまで憎まれなきゃなんないわけ?」



「う~ん、まあ複雑なんだよ。色々と・・・」


「一番気に入らないのはどうして翼があの子の肩を持つのかよ!?」



「それは・・・その、ボク着きのメイドさんだし。年下だから?」



ボクは苦笑いした!



「それから、みんなにあたしのこと紹介した時に幼馴染みって言ったわよね?」


「だって幼馴染みは本当だし・・・」



「なんでつきあってるって!カレカノだって言わなかったの!?」




「だって今はボク女の子だよ?おかしいかなって・・・」




「もういいわよ!!翼なんか大嫌い!!」



アリアちゃんは抱いていた枕をボクに投げつけて部屋を出ていった!



「アリアちゃん!パジャマのままだよ!?」



追わなきゃ!!





アリアちゃんは結構脚が速くて追いつくのがやっとだった、ゲームの世界だと余計パワーアップするのかな?


トロールの時も凄い機敏に動いてたし。


でもアリアちゃん運動神経いいんだけどチームワークとかがなくてだから部活動してないんだけどね。





王宮の中庭でやっと追いついた・・・


「はあはあはあ・・・」


「はあはあ・・」



「あ~、やっぱりアリアちゃんにはまだまだ叶わないや、昔っからかけっこも速かったし。」



「翼だって・・・速くなってるじゃん、やっぱ男の子だね。」



「今は女の子だけどね・・・」



走り疲れて二人とも中庭にへたりこむ。



「翼、仲直りの条件なんだけどさ。」


「なに?何でも聞くよ、ボクの出来る範囲なら・・・」



「あたしたちのことみんなにちゃんと言って欲しい・・・」



「あ~、たぶんみんな気づいてると思うなあ・・・ほら、これ」



ボクはアイリスを見せた。



「アイリス?これどうしたの?」


「マルチちゃんがアリアちゃんにボクから渡してくれって・・・この花の花言葉は知ってるよね?昔アリアちゃんに教えてもらったんだし・・・」



「あなたを大切にします・・・」



「うん、ボクの気持ちは今もこのままだよ・・・」



「ゴメン、翼・・・あたし・・・」



アリアちゃんはまたボクに抱きついた。




「あ、あとさ。みんなで仲直りの記念にお風呂一緒に入らない!?ここのお風呂って凄く広いよねー!」



「えっ!お風呂!?いや~、それはちょっと・・・」


「い~じゃん!今は女の子同士なんだし!!まあ別に翼となら男の子でもいいけど♪」


「それは・・・困るけど、色々あるしさ。」


「じゃあ今ならいいよね?はい、けってーい!!」



「え~!?」



でもアリアちゃんが元気になってくれてよかった・・・



お風呂は嫌だけど!!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ