HOPE
いつだってそう
夢に見てた世界と現実は違う
いつだってそう
願いはいつも砕かれる
それでももう
諦めたくないと何度でも誓う
その先へと 言葉を届けよう
いつだってもう
こんな哀しみは最後だって願う
いつだってそう
希望は希望で終わる
それでもそう
明日を願うことだけはやめられない
どこまでだって 手を伸ばし続ける
何度でも立ち上がれるのは今
私が生きているから
何度でも這い上がれるのは今
私が生きているから
他のどこでもない
今を生きているから
いつだってそう
夢に逃げたいほど現実は痛い
いつだってもう
前を向き続けるのは辛い
それでもそう
明日は今日よりもっと素敵だと信じる
この先へと 手を伸ばし続ける
何度でも傷付けるのは今
私が生きているから
何度でも心が折れるのは今
私が生きているから
他の誰でも無い
私を生きているから
平穏に生きようとするほど
荒波が迫ってくるけど
それは世界がこんな人生に
きっと嫉妬してるから
誰にだって奪われやしない
この胸に灯る確かな希望
明日を願うことはやめられない
手を伸ばし続ける
何度でも笑えるのは今
私が生きているから
何度でも泣けるのは今
私が生きているから
他の誰でも無い あなたじゃない
私を生きているから
他のどこでもない
今を生きているから
(C)Aoi Tact
昔のとある日、世界に負けたくないなって思ったことをそのまま書きました。
2011年3月11日、前の職場や小さい頃から眺めていた景色が津波に流されて、その2日後にそれを確かめに行ったときのことを、ふと思い出すことがあります。
自分の言葉に自分で初心を思い出すことができる、そういう詩を一つ作りたくて書いた作品です。