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やり切った感が半端ない
パラ
パラ
「・・・・うん、明兄が読んでいたあれな本を間違って借りた時の気持ちだ」
ひさぎは前世の従兄弟の明から漫画を借りた時、間違って成人向けの漫画を持ってきて少し読んだときの気持ちになりながらも読んでいると
「ひさぎ、どこまで読んだの?」
お種ではない少女が顔を覗かせた
「た、田津姉!?」
確か姉貴分で既にくのいちとして活躍している十七になる田津だった。
歩き巫女の恰好をしているので任務に行く前だろう。
ひさぎの記憶によるとよくひさぎやお種を気にしていてくれる
「私はお鶴婆に読ませたわ。」
「そうなんだ。」
「ええ。ここ少しあれだけどもう少しで読む終わりそうね」
「うん。」
田津は
「私今から行くから。
暫く顔を出せないわ」
「気を付けて・・・」
どこまで行くかは言わないが遠出になるのだろう
「ええ。」
田津が去ったあと数刻後
「よ、読み切った」
やり切った感が半端ないと思いながら文机に伏せる




