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第二話 初めて知ること。

こんにちわ!!白煙影と申します!!僕の初めて書く小説「俺を異世界に連れていけ!!」をお楽しみください!!

夕焼けの空が辺りを包む公園で一人ブランコに座る。

「異世界はあるよ。」

そんな言葉が聞こえハッと辺りを見回すと

白髪の和服を着た狐面の女が立っていた。





「響が…死んだ…?」


いきなり根も葉もないことを言い出した。

頭が理解しない。何かのいたずらだと一瞬にしてそう確信した。


「な、何かの冗談ですよね…先生?」


「…」


「ねぇ…先生…?冗談なんですよね?…答えて下さいよ!!!」


「諏訪部!!」


「!!」

二人の怒号が静まり返った教室に響く。



「落ち着け…周りには他の奴らもいる…」


「あ、あぁ。すまない…」


「キーンコーンカーンコーン」

俺らの後ろでチャイムが鳴る。授業が始まってしまう。早くこの茶番を終わらせなければ…。

だがこんななんの面白味もない冗談を言う先生には心底腹が立つ。だって昨日だってピンピンしていた。体調が悪い感じもしなかった。


「で、先生響はどこですか?」


「おい、諏訪部落ち着けって…さっき先生が言ったじゃな…」


「そんな冗談聞きたくない!!」


俺は関野の言葉を遮られずにはいられなかった。だって、だってだってだってだって!!あいつはそんな弱いやつじゃないと確信していたから…


「まずなんで関野はそんな悠長にいられんだよ!!響が死ぬわけないじゃん!!なのに先生が…」


俺は先生に指を指す。無礼なのは知っているが流石に一瞬でそこまで頭は回らない。


「諏訪部!!」


今度は関野に遮られた。何か言いたげな顔をしているが何故か複雑そうだった。


「お前は…先生の顔を見たか…?」


そうだ、俺は先生の顔を見ていない。そうだどうせ笑ってるに決まってる。してやったりっていつものように笑ってるんだ。そのはず…だ…


「なんで…なんでそんな悲しい顔するんですか…!!」


どれだけバカな俺でもわかる。あれは本当だ。あの真剣で俺らを諭すような表情は…


「じゃあ…本当に…?」


「あぁ…。」


聞きたくなかった言葉が、遮り続けた言葉が入ってくる。別にそんな事実を求めているんじゃない。ただあいつが、響が生きてればそれでよかったのに…俺は膝から崩れ落ち大粒の涙を流した。


「次の時間は体調不良ということにしといておく。思う存分ここにいろ。」


先生は今にも崩れそうな震えた声でそう言った。…確かに先生の頬からも大粒の水が滴っていた。




「なんか…すごいことになってんな…」


俺は天井付近でフワフワと浮きながら三人の会話を眺めていた。してること事態そんな良いことじゃないが結構俺は愛されていたらしい。だってあんなに泣いてくれているんだ。としみじみ思いつつ流石にこれ以上見てるのも彼らの尊厳を破壊してしまうと思い学校の屋上に撤退を開始した。


「…この体何かと便利だな…」


普段は入れない学校の屋上で青空を眺めながらふわふわ浮いていた。太陽の光が当たっても影が出来ない。本当に…死んだんだなと考えながら大の字で宙を浮き今後のことを考える。


「家にも帰りたいし、田舎のじいちゃんにもあいに行きたいな~」


そんなことを一人で考えているとふとあることを思い出した。


「てか…なんで俺が死んだんだろ…?」


確かに兄貴が目の前で吹き飛んだはずだった。だけど何故か吹き飛んだのは俺で兄貴は…どうだったかな…思い出せない。


「う~むこれを解決しなきゃ異世界には行けないなあ!!」


と思いながら4時間目の学校を徘徊するのであった。

一話に引き続き二話を読んでいただきありがとうございます!!前回も言ったようにまだまだ小説を書き始めて間もない身です。どうか、どうか暖かい目で見ていてください。そして最初の何行かは今の時間軸ではございません!!そこを考慮して読んでみてください!!

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