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第一話 異世界転生失敗。

初めまして!!白煙影と申します!!初めて書く小説の第一話ということで頑張って書いています!!ぜひ書いて下さい!!

 「異世界ってほんとにあんのかな…」

夕焼けの空が辺りを包む公園のブランコに一人座りそう呟いた。


時は2000年代後半。世界は安寧を求めて進んでいた。度重なる自然問題に世界情勢の悪化。さらには今俺のいる日本だって内政や景気は芳しくない。そんな混沌とした世の中でもうちの家族は平和だった。


「おきろ~~~朝だぞ~~~」


こんな緩い感じに起こしてくれる父。


「朝ごはん出来てるわよ~?」


明るい母。そして…


「邪魔邪魔邪魔邪魔ッ!!」


うるさい兄。

そんな愉快で少しうざいのが家の日常だった。

今日もそう。いつも通りの日常。いつも通りの朝。だけどこれが一番なのである。ご飯を食べ、歯を磨き、身支度をして家を出る。あぁこれが一番だなぁ…と思ったが今日はそうも行かず、


「…?…あ、やべ!!寝坊した!!」

時間は7時45分。家から学校までは30分弱。学校には8時30分までには着いておかなければ行けない。

「父さんなんで起こしてくれなかったの!!」

早口で言う俺に対し

「さっき起こしたよ~?部屋の中で返事もしてたじゃん?」

こんな時にも緩い父

「ご飯どうするの?」

いつも通り明るく聞いてくる母に

「あ~…大丈夫!!」

と軽く謝るように返事をして急いで自分の部屋で身支度をする。着替えは持った。ペンケースヨシ。携帯ヨシ。財布もヨシ。あとはネクタイを着ければ終わりだったのだが…

「そこをどけッ~!!」

「?!」

俺の方が身長は高いが約80kgの巨体が全速力でこちらに向かってくる。ヤバい。これ避けれn

「グフッ」

トラックに引かれたような衝撃がきてからベットまで吹き飛ばされた体。出したこともないような声を口から吐く。

「このヤロー…!!」

と痛みでもがきながら怒る俺から笑いながら逃げる兄。それを必死に追いかける俺。だが手負いの俺が追い付けるはずもなく、

(ひびき)先行ってるぞ~w」

「おい!!待て!!」

と俺のことを置いて行く兄。それを追いかける俺。車通りの多い住宅街を憎たらしい背中を眺めながら走る。

そういえば自己紹介がまだだったね。俺の名前は白神響(しろかみひびき)高校1年生。勉強はあまり好きじゃないくゲームばっかしてたいこの時代のごくごく一般的な高校生。


「はぁはぁ…速え~よ…」


ちなみに俺の前を走っている兄の白神未来(しろかみみらい)勉強が出来て陸上部のエース、顔までいいという最強男。


「おいおいこんなんでバテてたらなんかあった時に困るぞw?」


「クッソ…ハァ…ハァ」


肩で息をしながら呼吸を整える。そうしてもう一度走り出す。それを見て兄も走り出したが少し違和感を覚える。


(あいつ今前見たか?)


即座に嫌な予感が走る。やはり前を見ていない。前は横断歩道。「バッ!!」っと出てくる車も多い。そして嫌な予感は的中する。


「兄貴ッ!!前ッ!!!」


相手方の車が急ブレーキをかけその音が悲鳴のように鳴る。

(相手の車は…トラックだ!!不味い!あんなの当たったら一溜りも…!!)

そう思った頃には兄貴の体は宙を待っていた。この光景の後に音がやってくる。


「ドンッ!!」


その後のことはあまり覚えていない。運転手が降りてきてずっと謝り続けてきて…救急車がきて…運ばれて…医者が叫んでて…兄貴が…あにきが…


「…」



「……」



「………今の時間は…?」



「…10時36分です。」



止まった心電図の前で汗だくの医者数人と看護師達が話している。


「そうか…」


「死亡確認をする…。」


「はい。」


「グス…グス…」

いつも明るい母が泣いている。


…父は必死に耐えているように見えた。そしていつも緩い父の背中が強固な要塞のように見えた。



そして、


兄貴が…



車椅子で俺を見ている。


俺はどうやら死んだみたいだ。


文脈がおかしいと思うだろ?俺も思った。俺は今上からみんなを見ている。戻りたい。戻りたいと思っても戻れない。どれだけ叫んでも戻れない。俺は…死んだのか…な?いや死んでいるんだな…壁も通り抜けられるし、人も通り抜けられる。いわゆる霊体らしい…何故か死んでいる…てか普通トラックに引かれたら異世界に行くんじゃないのか…?

っと思ったが…なんか面白くなってきたなw


今ならどこにでも行ける…なんでも出来る…

さぁ!!どこに行こうかな~!!一回学校にでも行こうかな~登校途中だったしみんなを驚かせにでも行こ~っと…



「おい響は~?」


「ど~せ休みなんじゃね?」


ここは俺が通っていた高校、愛沢高校(あいざわこうこう)。この高校は今となっては珍しいマンモス校で三学年全て合わせて約1500人在校している。そして今話しているのが俺の友達。

(あ~こいつら俺が死んだことわかってないんかw。俺が死んだって聞いたらどう思うんだろw

…こいつら俺と仲が良かったからな~…

最後は…挨拶したかったな~…)

そして騒がしい休み時間の廊下を一人の先生が急ぎ足で歩き教室の扉の前で止まった。

(あ、担任の木村だ…何か目赤くねw?)


「っふ~よし…諏訪部(すわべ)関野(せきの)ちょっと横の開き教室にこい。」


(呼び出し喰らってるw何やらかしたんだかw)


「お前ら響と仲良"かった"よな?」


「はい。仲は良いですよ?」


「よし落ち着いて聞け?」

担任が大きく息を吸う音が教室に響く。


「響が死んだ。」


それは真剣な眼差しで…子供を諭す時ような優しい口調だった。





初めまして!!白煙影と申します!!初めての小説「俺を異世界に連れていけ!!」はどうでしたでしょうか?初めての小説とだけあってなかなかグダグダな形になってしまいました…wこれからも投稿していこうと思うので暖かい目で見守っていて下さい!!

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